11月10日、晴天の中、即位の礼の最後の行事となる「祝賀御列の儀(パレード)」が行われた。両陛下はオープンカーに乗られ、沿道の人たちからの祝福を受けられた。
パレードのルートは、宮殿から出発し桜田門、国会議事堂前、国会図書館、青山通りを抜け、赤坂御所まで。午後3時からの30分間、4.6キロとなる。
両陛下はパレードの最中、右に左に笑顔で手を振り、国旗を振り沿道に立つ大勢の人々に応えられた。雅子様はときおり感極まった様子で、目頭を押さえられていた。雅子様は着用されていたのは、明治時代から引き継がれているネックレスとティアラという。
このパレードにより、5月からの「即位の礼」5つの儀式すべてが終わった。使用されたオープンカーはトヨタ自動車のセンチュリーの改造型。特別に調達された。
前日には、「国民祭典」が皇居前広場で開かれ、芸能やスポーツ、経済界の著名人を含む約3万人が参加した。人気アイドルグループの 嵐が奉祝曲を歌った。両陛下が二重橋近くの石橋の上に姿を見せられると、参加者は万歳三唱を行い、祭典は幕を閉じた。
天皇皇后両陛下のお出ましを仰ぎ、皇居前広場に数多くの皆様が集まり、天皇陛下の御即位をお祝いする国民祭典が開催されました。
— 安倍晋三 (@AbeShinzo) November 9, 2019
辻井伸行さんのピアノ嵐の皆さんの歌唱により披露された奉祝曲とともに国民の皆様と心を一つにして天皇陛下の御即位や新しい時代の輝かしい幕開けをお祝いいたしました。 pic.twitter.com/7WaOC1qc4S
(甲斐天海)
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