お母さんのメンタル崩壊なイヤイヤ期。子どもが順調に育っている証拠
子どもは2歳くらいになると何かにつけて「イヤ」と言うようになります。「ご飯食べよっか」「イヤ」。「じゃあ食べないのね」「イヤ」。こんなことの繰り返しの毎日ではお母さんの方がイヤになってしまいますよね。精神的に参りそうな時期ですが、イヤイヤ期が来るのは子どもが順調に育っている証拠です。「イヤ」を全く言わない素直な子にする方法は残念ながらありませんが、この時期を上手く乗り越えるには「ヨシ!うちの子は順調」と捉えるところからスタートしてみましょう。


赤ちゃんからの卒業。反抗期は一人の人間として生きていくスタート
1歳までの子どもは、生活のほとんどをお母さんにお世話をしてもらって生きています。お母さんも子どもと一心同体のような感覚があるでしょう。しかし2歳になると転ばずにしっかり歩けるようになったりおぼつかないながらも自分でご飯を食べたりできるようになります。この頃の子どもは赤ちゃんを卒業し、一人の人間としての意志を持ち自分が思うように行動したいという自我が芽生え始めます。そのためお母さんの言うことを素直に聞くよりも反抗したくなるのです。


2歳は知能が発達し始める時期。一人遊びを始めたらそっとしてあげよう
イヤイヤ期が始まったら子どもを観察してみてください。遊び方が以前と変わってきていることに気づくでしょう。例えば積み木遊びでは1歳までは積み上げては壊すといった遊び方をします。それが2歳になると横に並べたり色ごとにグループ分けをしたりします。今までの経験から何らかの法則を見つけ出し、自分なりのルールで遊び方を考えているのです。これは知能が発達し始めた証拠です。さらに知能を伸ばすには、子どもが一人で遊んでいるときにはそっとしてあげると良いのです。


反抗を軽くする近道。1日30分本気で子どもと向き合って遊んであげよう
“子どもが反抗するのは成長しているから”と分かっても、お母さんはイライラするものです。実は反抗期の子どももやりたいことが上手くできずにイライラしています。こんな時お母さんは1日30分子どもと目線を合わせ、本気で向き合って一緒に遊んであげてください。危険なこと以外は口出しせず、子どもの好きにさせてあげるのです。30分連続で時間を作るのが難しい場合は10分ごとに分けても構いません。これは子どもにとって幸せな時間であり、イライラが落ち着ついて驚くほど穏やかになります。


今日の1日1成長
激しいイヤイヤ期には1日30分本気で子どもに付き合う時間を作ろう子どもの成長力も1成長、お母さんの受容力も1成長。田中京子(文)むらたますみ(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/
(mamagirl
掲載:M-ON! Press