1982-83シーズン以来最悪のシーズンスタートも、エメリ監督の解任は回避か

 イングランドプレミアリーグの強豪アーセナルを率いるウナイ・エメリ監督は、現地時間9日の第12節レスター戦に敗れ、公式戦5試合勝ちなしとなったことでサポーターから解任を要求する声を浴びせられている。だが、そういった状況にもかかわらず、クラブ上層部は「解任すべきではない」という見解で一致しているようだ。英紙「デイリー・メール」が報じている。

 土曜日に行われたレスター戦に0-2で敗れ、1982-83シーズン以来最悪のスタートとなったアーセナルは、公式戦5試合白星なしとなっており、サポーターからはエメリ監督の解任を要求する声が上がっている。

 しかし、ここまで厳しい状況に陥っているにもかかわらず、アーセナルのスタン・クロエンケ会長、その息子のジョシュ・クロエンケ氏、フットボールの責任者であるラウール・サンレヒ氏、マネージング・ダイレクターのヴィナイ・ベンカテシャム氏、テクニカル・ダイレクターのエドゥ氏といったクラブ上層部は、エメリ監督を解任するつもりはなく、チームが着実に進歩していると信じているようだ。

 英スポーツメディア「The Athletic」によると、アーセナルの取締役会は現在の監督について“全面的に支持する”姿勢を貫いているという。そのため近日中の解任ということは考えていないと伝えている。

 これからインターナショナルブレイクに入るため、より周りのノイズが増幅することを警戒しているものの、契約途中での解任に消極的なアーセナル。この厳しい現状を解決する手立ては見つかるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

アーセナルのウナイ・エメリ監督【写真:Getty Images】