台湾南部の高雄市の空き地で、伸びきった草に埋もれるようにして人間の小さな骨が発見された。『ETtoday新聞雲』によると、骨は19歳の女が10月に出産した男児の遺体の一部で、女は「赤ちゃんは死産だった。ビニール袋に入れて捨てた」と話しているという。

高雄市のアパート裏にある空き地で今月5日、白骨化した男児の遺体の一部が発見された。男児は誕生直後に遺棄されたとみられており、警察は精神障がいを抱える19歳の母親と25歳(一部報道では28歳とも)の男から事情を聴いている。

『中時電子報』が伝えたところによると、母親の小美(仮名)は昨年末にインターネットを通して男と知り合い、間もなく妊娠した。2人は常に金銭的な問題を抱えていたが、高雄市小港区のアパートを借りて一緒に暮らし始めた。その後、社会福祉サービスセンターのスタッフが小美と連絡がとれなくなったことで警察に連絡し、捜索が進められていた。

そして今月5日、小美が男と一緒にインターネットカフェにいるところを警察に発見され、保護された。2人は身を隠すようにしてカフェで1か月ほど過ごしていたという。

しかし警察は、小美のお腹が小さく赤ちゃんが見当たらないことから問い詰めたところ、「10月8日に赤ちゃんが誕生したが、泣かなかった。死んでいると思ってビニール袋に入れた。その後バイクに乗ってアパートを後にし、遺体を近くの空き地に投げ捨てた」と淡々と語ったそうだ。

警察は「近所の住民から男児の泣き声を聞いたという報告がないことから、男児はすでに死んでいたか、バイクから投げ捨てられた衝撃で死亡した可能性も十分考えられる。しかしながら骨はビニール袋に入っておらず、男児は生きたまま放置された後、野犬に襲われた可能性も捨てきてない。死産だったのか、生きていたのか、餓死、凍死なども含め、保護責任者遺棄致死罪も視野に入れ捜査を進めていく」と発表している。

画像は『Metro 2019年11月9日付「Abandoned baby boy ‘eaten alive by wild dogs’」(Picture: SETN/EBC)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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