2019年11月11日に放送された、情報番組『モーニングショー』(テレビ朝日系)では1歳の双子の母が市バスに乗車拒否された出来事を取材。
2児の父でもある石原良純さんがコメントし、反響が上がっています。
石原良純「子供はその人の子供じゃなくて社会の子供」
名古屋市に住む30代の女性が、1歳の双子をベビーカーに乗せて市バスに乗車しようとした時のこと。運転手に無言で乗車拒否をされたため、そのまま40分も歩いて区役所へ行ったといいます。
それまで3本のバスを混雑のために見送っており、ようやく乗れるバスが来たところで乗車拒否をされたとのこと。
取材に対し、名古屋市営バスは「ベビーカーに子供を乗せたまま乗車することは可能ですが、混雑時は2人乗りベビーカーは折りたたんで乗車することをお願いしています。また、乗車する際に運転手から補助が必要か声かけをするようにしています」とコメントしています。
※写真はイメージ
石原良純さんは、ベビーカーの問題についてこのように述べました。
モーニングショー ーより引用まだまだそのなんていうんですか…ベビーカーをどう扱っていいのかそういうことが徹底してなくて、じゃあそのなんかお母さんは混んでるからちょっと2~3台スキップしたんですよ、待ったんですよ。
じゃあ今度乗って「これだったら乗っていいな」って思ったら、じゃあ察してあげて手伝ってあげて。そういう社会であるべきなんじゃないんですか。
「困っている人を見つけたら手伝ってあげる社会であるべき」と厳しくコメントした石原さん。
また、これからの社会についてこのように自論を展開しました。
モーニングショー ーより引用ただ子供はやっぱりこれから育てやすい世の中にしていかないと、子供はその人の子供じゃなくて『社会の子供』だと思わないと本当に少子化がどんどん(進んでしまうことは)絶対いいことじゃないんだよね。
子育ての経験があるキャスターの羽鳥慎一さんも「双子用ベビーカーに限らず、やっぱりもうちょっとサポートしてあげる社会にならないとよくないんじゃないのかな」とコメント。
また「子供が1人の時の利用も大変だと思います」と、子育てをする親に同情しました。
【ネットの声】
・ルールに縛られるんじゃなくて優しい世界になってほしい。
・石原さんのいう通りだと思う。少子化なんだからみんなで育てないと。
・公共交通機関の設備が子育てしやすくなることも必要だと思う。
・双子を育てるのは本当に大変。私も周囲に「申し訳ない」と思いながら乗ってます。
厚生労働省によると、不妊治療は1980年から急激に増えており、2016年には母親の100人に1人は多胎児を出産しているといいます。
多胎児を出産した母親も子育てをしやすくなるような、『社会全体のサポート』がより必要となるでしょう。
[文・構成/grape編集部]
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