前東京都知事の舛添要一氏が、”私的視察”とする主張が波紋を呼んでいる千葉県森田健作知事に関する一連の問題について、2つの提言を行った。その一つは「公用車は無くすべき」である。

「例えば、安倍総理が河口湖の別荘に行く。総理の公用車には前後護衛の警察車両がつく。ゴルフに行く時も同じだ。東京都知事というのは、およそ1400万人の都民の生命と財産を預かる立場だ。私も公用車で別荘に行ったが、叩かれた。ルールどおり使用したのに、なぜ叩かれたのか。『どこが違うのか』という説明が無い。では公用車とは何なのか? 自宅に居ようが、災害があれば飛んでいく。買い物に公用車を使ったらダメと言われるが、その最中に何かあったらどうするのか? 公私の区別が無いのであれば、24時間公用車をつければいい。多少ムダがあるかもしれないが、それは常識の範囲内だ。そうでなければ、完璧に無しにして欲しい」

 そのように理由を述べた舛添氏は「私は今、自由に車を運転してどこにでも行ける。遥かに自由だが、(公用車が無い事を)嫌がるのはSPだ。公用車以外で事故を起こせば責任を問われ、首を飛ばされるのはSP。知事や大臣を経験した立場から見ると『こうして欲しい』ということはたくさんあるが、秘書官やSPの立場もある。あえて言えば、総理は重要だが、知事は重要じゃないのか。村の村長はどうなんだ。そこを細かく追及したら、危機管理などできない」と続けた。

 もう一つは、危機管理体制の刷新についてである。

「(台風や大雨に伴う災害を受け)危機管理体制はちゃんとなっていたのか。東京は予算があるので、小笠原諸島などを含む都内を一元化して情報を吸い上げることができる。そういった体制が大事であって、知事を変えれば全部よくなるということではない。危機管理体制について議論をした方が生産的だ」

 今後もやって来るであろう災害とその対策に目を向け、そのように話した舛添氏は「危機管理体制は簡単に変えられるのか」という質問を受けると「トップがしっかりすれば、変えられる。知事がしっかりして変えていかなければダメだ」と応じた。(AbemaTV『Abema的ニュースショー』より)
 
舛添氏、千葉県知事問題に2つの提言 「公用車は無くせ」「知事ではなく、危機管理体制を変えろ」