NTTドコモ(以下ドコモ)は10月10日より、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下NEDO)及び横浜市と共同で、横浜MaaS「AI運行バス」実証実験を横浜都心臨海部にて開始しました。

同バスは、利用者がスマートフォンのアプリやWebサービスを操作し、乗車予約する仕組み。膨大な乗車予約に対し、AIがリアルタイムに最適な配車を決定し、利用者は時刻表に縛られることなく乗車・移動できます。また地域店舗や商業施設、イベント主催者などが各種情報や集客用のクーポンを配信できる機能もワンパッケージとして提供し、利用者はお得な情報や行きたい場所、やりたいことを見つけてスムーズに移動できます。

今回の実験は2018年度に続いて行われるもので、前回は10月5日12月10日の期間中、最大15台の定員4~6人の車両で技術検証を行い、合計約3.4万人を輸送しました。今回は検証第1弾として、2019年10月10日~20日に、みなとみらい21及び関内エリア周辺で、スマートフォンで専用サイトからダウンロードしたアプリなどを用いて、観光施設やグルメスポット、イベント情報を検索し、検索結果から直接バスを予約して回遊できる実証実験を実施します。料金は無料です。

(アプリケーション概要)

実証実験を通して、高需要ルートに限定した定員11人以上の大型車両の運行、及び2017年度に「AIタクシー」で実用化したリアルタイム移動需要予測技術の活用による効率性とサービス性に関する性能を検証。また車いすの人にも快適に利用してもらえるよう、予約画面の改善や乗車定員と乗降所要時間を考慮した配車制御といったユニバーサルデザインを検証するほか、商業施設などとの連携による集客サポート機能の検証なども実施します。

(「AI運行バス」)

(「AI運行バス」乗降ポイント一覧(33カ所))

(「AI運行バス」の交通サービス機能の概要)

(「AI運行バス」の交通サービス機能の概要2)

ドコモ、横浜MaaS「AI運行バス」の実証実験を横浜都心臨海部で実施