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俳優兼コメディアンのケヴィン・ハートが現地時間10日、サンタモニカで開催された『E! People’s Choice Awards』に出席した。9月の大事故後初となる授賞式に登場したケヴィンは、自身のコメディツアーが「最優秀コメディ」に選ばれ、壇上で披露した感動的なスピーチには拍手喝采が鳴り響いた。

今年9月にロサンゼルスのハイウェイで大事故に巻き込まれ、奇跡的に命をとりとめた俳優ケヴィン・ハート(40)。事故で背中を負傷したケヴィンは病院で手術を受け、その後は自宅から通院、現在もリハビリに励む日々が続いている。

そんなケヴィンが事故から10週間が経過した現地時間10日、サンタモニカの「The Barker Hangar」で開催された『E! People’s Choice Awards』に出席した。ケヴィンはこの日、ソールドアウトとなった自身のコメディツアー『Irresponsible』のNetflixスペシャル版が「Comedy Act of 2019」(2019年 最優秀コメディ)を受賞、

「何よりもまず、神に感謝します。僕は今、この場所にいなくてもおかしくないのですから。」

と壇上でスピーチを披露した。9月の大事故で一命をとりとめているケヴィンは、続けて

「事故に遭って、生きていることへの感謝の気持ちを今まで以上に感じています。」
「本当に大切な家族の存在に、僕は心から感謝しています。僕のために懸命に力を尽くし、サポートしてくれた妻と子供達にお礼が言いたい。」

と述べた。

またファンに対しても、

「エンターテイナーにとって、あなた達はかけがえのない存在です。ファンの皆さんの熱意やサポートに代わるものはありません。」
「辛い時期に支えてくれたファンの皆さんに、心からありがとうと伝えたいです。」

とこのたびの受賞の喜びをかみしめた。

先月末には、顔に呼吸装置を、背中には矯正具を装備した痛々しい姿でベッドから起き上がったり、バランスボールやエクササイズ・バンドを使ったリハビリを行う様子を収めた動画をInstagramで公開したケヴィン。しかし授賞式当日はしっかりした足取りで壇上へ歩み、神妙な面持ちで言葉を選びながらスピーチを行った。人々はそんなケヴィンの姿に心を打たれたようで、会場は総立ちとなり拍手喝采が鳴り響いた。

Twitter上でも、

「受賞おめでとう!」
「才能あるコメディアンの彼が、奇跡的に助かって本当に良かった!」
「100%回復したら、また爆笑のコメディツアーをやってほしい」

などケヴィンへの激励ツイートが相次いでいる。

現在は一日数時間ほどのペースで仕事をこなしており、完全な復帰が見込めるのは来年早々になるケヴィン・ハートだが、「Comedy Act of 2019」の受賞は本格的な復帰に向けての励みになったことだろう。

画像は『E! People’s Choice 2019年11月10日付Instagram「It’s hard to make everybody all the time, but @kevinhart4real found a way to do it.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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