趣味の内容によって許容できる範囲が異なるようだ

パートナーエージェントは11月12日「趣味と結婚」に関するアンケート結果を発表した。調査は9月にネット上で行われ、10~30代の独身男女1500人から回答を得た。

自身を"オタク"だと回答した人は、10 代で72.0%、20代で65.2%、30代で54.2%。いずれの年代も半数以上が回答している。若い世代を中心にオタク趣味を持つことをオープンにする人たちが増えているようだ。

10~20代の約半数「オタク趣味がある人と結婚・交際できる」

サブカルチャーな趣味で、何のオタクであるかを聞くと、いずれの世代でも5人に1人が「アニメ」「漫画」「ゲーム」のオタクだと回答している。

年代別に見ると、10代は「アイドル・声優」(22.4%)が「アニメ」(22.0%)よりも高くなった。また他の年代と比べ、「動画」(20.2%、20代15.2%、30代6.8%)、「歌い手ボカロ」(11.6%、20代4.6%、30代2.8%)がより注目されていることがわかった。

「オタク趣味がある人と交際・結婚できる」と回答した人は、20代が最も高く49.6%。以降、10代(46.6%)、30代(43.0%)と続く。若い世代の方がオタク趣味のある人に理解があることが窺える。

結婚するとしたら、相手の趣味はどこまでが許容範囲かを聞くと、最も多かったのは「漫画」(44.1%)となった。以降「アニメ」(41.5%)、「ゲーム」(35.0%)、「動画」(30.7%)、「アイドル・声優」(26.1%)、「歌い手ボカロ」(25.7%)などの項目が続いた。

一方、最も少なかったのは、主に架空のキャラクターと自身との恋愛を夢見る「夢女子」(13.4%)で、次いで「BL(腐女子)」(16.6%)となった。同じオタクでも趣味の内容によって許容できる範囲が異なるようだ。

全体の4割「自分の趣味を理解してもらえなかったら見えないところで楽しむ」

結婚した相手が自分の理解できない趣味を持っていた場合、最も多かったのは「話を聞くくらいならしてもいい」(28.8%)で、「その趣味自体をやめてもらいたい」は6.0%に留まった。

他にも、「気にせず今まで通りに楽しんでほしい」(24.8%)、「自分も一緒に楽しめるよう努力したい」(17.9%)など、趣味を続けることに賛成する意見が多く見られた。

一方、自分の趣味を理解してもらえなかった場合は、「見えないところで楽しむ」(36.1%)、「放っておいてほしい」(26.3%)、「夫婦間で話題には出さない」(22.5%)という声が多かった。

「その趣味自体をやめる」と答えた人は3.5%で、自分の趣味を理解してもらえなかった場合でも個人的に趣味を続けたいと思う人が多いようだ。