中国製スマートフォンが世界シェアを高めているが、そのスマートフォンには日本メーカーの部品が数多く使われている。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本には一般消費者の目にはなかなか映らない「隠れたチャンピオン」の企業が数多く存在すると指摘し、やはり日本は製造業強国であると伝えた。

 記事は、製造業は実体経済を支える産業の1つであり、歴史を紐解いても「英国や米国、ドイツや日本などが勃興したのは強大な製造業があってこそであることが分かる」と強調。さらに、先進国のうち製造業の国内総生産に占める割合を見てみると、ドイツは22%ほど、日本は18%ほどであり、一部の中国人は「ドイツこそ製造業強国であり、日本の製造業は衰退中」であると勘違いしている人が多いと指摘する一方、実際の日本には「多くの中国人が知らない隠れたチャンピオン企業が数多く存在している」と指摘した。

 続けて、日本の「隠れたチャンピオン」企業の世界経済への影響力の大きさの一例として、東日本大震災が発生した際、自動車部品のサプライチェーンが寸断されたことで世界の自動車生産に大きな影響が生じた事例を紹介。また、半導体材料の分野でも日本企業が世界的に大きなシェアを獲得していることを強調し、日本には企業規模こそ大きくはないが、世界で圧倒的なシェアを獲得している中小企業も多いと伝え、「一般消費者の目に映らないだけで、日本には非常に数多くの隠れたチャンピオンが存在するのだ」と強調した。

 さらに記事は、中国では「拝金主義」がはびこっているが、日本社会には「技術」を追い求める「拝技主義」が存在しているかのようだと指摘し、日本の製造業が「衰退している」と誤認してはならないことを伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

やはり日本は製造業強国、数多くの隠れたチャンピオン企業=中国メディア