タクシー配車プラットフォームのDiDiモビリティジャパン(東京)が、11月13日から群馬エリアでサービスを開始する。

群馬県内のタクシー会社4社と提携し、前橋市高崎市伊勢崎市富岡市藤岡市などが対象に展開する。

・全国17エリア目

DiDiは世界で5.5億人以上に利用されている配車サービス。DiDiモビリティジャパンは中国の配車サービスDiDi Chuxingとソフトバンクが出資して昨年6月に設立されたばかりだが、同年9月の大阪を皮切りに、配車サービスの提供を日本全国に拡大しつつある。

すでに東京、北海道、福岡、沖縄などで展開されていて、今回の群馬は17エリア目となる。

・AIが配車を判断

DiDiでは、ユーザーのスマホアプリからのリクエストを人工知能(AI)が分析して最寄りのタクシーを配する。具体的には、ユーザーの乗車場所や行き先をもとに、周辺の交通状況なども勘案しながらどのタクシーが最適かを瞬時に判断する。

これにより、タクシー会社にとっては配車の最適化と稼働率のアップが期待できる。

一方、ユーザーにとってはもちろんオンデマンドでキャッシュレスといったスムーズな乗車体験となる。ピックアップ場所にタクシーがあと何分で到着するかをアプリで確認できるのも便利だ。

群馬でのサービス認知度アップ、さらには浸透を図るため、同社は11月23日まで金曜日と土曜日に限定して初乗り料金相当(600円)を割り引くキャンペーンを行う。

地元住民はもちろん、観光などで同県を訪れる人にも使えるサービスとなりそうだ。

DiDiモビリティジャパン

(文・Mizoguchi)