シーズン第8節、島根スサノオマジックと対戦したシーホース三河11月9日(土)は4Qに逆転され4点差、10日(日)は序盤から追いかける展開が続き5点差という僅差で敗れた。10月後半から続く連敗は6、通算成績は3勝11敗に。大きく黒星が先行し、苦しい戦いが続く三河は、生じている「ズレ」を修正し、チームの立て直しを急ぐ必要がありそうだ。

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11/9(土) 島根スサノオマジックvsシーホース三河 Game1レポート / 試合後コメント

2019年11月9日(土)
●三河 77 ‐ 81 島根 〇
(三河通算成績3勝10敗)

1Q 島根 12–17 三河


オトゥーレ 8得点6リバウンドでゴール下を支配

スターティング5は、#2岡田、#11熊谷、#14金丸、#42オトゥーレ、#54ガードナー。
シュートタッチが振るわず、島根#4カーターの3Pシュートなどで先手を取られるが、#54ガードナーの1on1、#42オトゥーレのリバウンドでつなぐ。

残り2分、#54ガードナーのアタックで10-10に追いつくと、#7長野が鋭いドライブから#42オトゥーレのアリウープアシスト。#14金丸も3Pシュートを沈めてリードを広げる。

2Q 島根 31–37 三河(島根 19–20 三河)

熊谷、桜木のリバウンドで優位に。金丸 8得点で牽引

スタートは、#1川村、#11熊谷、#14金丸、#42オトゥーレ、#54ガードナー。
#14金丸が#54ガードナー、#42オトゥーレのスクリーンを生かして3Pシュートを沈める幸先の良い立ち上がり。その後はシュート精度が上がらず苦戦するが、#11熊谷、#32桜木がオフェンスリバウンドをもぎ取って得点を積み上げ、#14金丸のバスケットカウントで二桁リードを奪う。島根は#5山下の連続3Pシュートで追い上げるが、#32桜木が老獪なプレーで連続得点し、6点リードで試合を折り返す。

3Q 島根 58–61 三河(島根 27–24 三河)

1点を争う熾烈な打ち合いが続く

スタートは、#2岡田、#11熊谷、#14金丸、#42オトゥーレ、#54ガードナー。
島根#41クウェリ、#5山下の得点で2点差に詰められると、その後は両チームの外国籍選手が点を取り合うつばぜり合いが続く。

残り3分、#0會田をコートに送り、ダブルガードでオフェンスを活性化。#54ガードナーがダブルチームをかいくぐって逆サイドにキックアウトし、これを受けた#0會田が3Pシュートを沈めると、スティールから#7長野が走ってフリースローで加点。#7長野のブザービーターで3点のリードを保って最後の10分を迎えた。

4Q 島根 81–77 三河(島根 23–16 三河)

終盤まで1点を争う互角の展開も、4点差で競り負ける

スタートは、#0會田、#7長野、#24加藤、#32桜木、#54ガードナー。
3Q同様の展開が続き、島根は#41クウェリ、#4カーター、三河は#54ガードナーの得点で両者譲らず。島根が#32安部の連続3Pシュートで4点差と抜け出すも、#14 金丸の3Pシュートで食らいついて、73-72でオフィシャルタイムアウトを迎える。

チームオフェンスでオープンをつくり、#14金丸、#1川村が3Pシュートを放つもリングに嫌われてスコアが伸ばせない。島根#5山下、#4カーターの1on1から得点され、2分を残して5点のリードを奪われる。#1川村の3Pシュートで追いすがるも、オフェンスリバウンドから島根#4カーターにねじ込まれ、最終スコア島根 81–77 三河で接戦を落とした。

シーホース三河 鈴木 貴美一 ヘッドコーチ 試合後コメント
お互いにディフェンスをみんな頑張って、今日はリバウンドも私たちの方が良かったんですけど、最後#4カーター選手にやられてしまったということと、最後の残り3分くらいの大事なところでリバウンドが跳ね返ったボールがむこうの方へ落ちてしまって取れなかったです。

その前までシュートが入らない分みんながリバウンドを頑張って良かったんですけど、切り替えてまた明日もゲームがあるので、しっかりと今日の悪かったところを反省、修正して頑張ります。

11/10(日) 島根スサノオマジックvsシーホース三河 Game2レポート / 試合後コメント

2019年11月10日(日)
●三河 76 ‐ 81 島根 〇
(三河通算成績3勝11敗)

1Q 島根 23–14 三河

シュートタッチが悪く、重苦しい立ち上がりに

スターティング5は、#2岡田、#11熊谷、#14金丸、#32桜木、#40グラッドネス。
スターターを入れ替えて臨んだ三河だったが、出足が重く、開始3分で0-8のランを許す。タイムアウト後、#32桜木のポストアップでようやく初得点を挙げると、その後も#32桜木中心のオフェンスを仕掛けて#54ガードナーのフリースロー、#14金丸の3Pシュートで追いかける。しかし島根の勢いを止められず、9点ビハインドで最初の10分を終えた。

2Q 島根 38–35 三河(島根 15–21 三河)

13点のビハインドを背負うも、3点差に迫って後半へ

スタートは、#1川村、#7長野、#14金丸、#32桜木、#54ガードナー。
#1川村が立て続けにドライブを仕掛けてチームにエナジーを与える。開始早々にレイアップを沈めると、続くファストブレイクはリングからこぼれるも#54ガードナーがリバウンドで加点、#1川村のパスを受けた#14金丸がフローターを沈める。徐々にオフェンスにリズムが生まれ始めるも、島根#4カーター、#6北川の3Pシュートで突き放され、14点差をつけられる。

#14金丸のバスケットカウント、#54ガードナーのパワーアタックで盛り返し、#2岡田がスティールからの速攻、#54ガードナーのブザービーターで3点に追い上げる。

3Q 島根 64–53 三河(島根 26–18 三河)

終盤突き放され、再び二桁差に

スタートは、#2岡田、#11熊谷、#14金丸、#32桜木、#40グラッドネス。
#2岡田のドライブ、#14金丸のカットイン、#11熊谷の3Pシュートで反撃し、序盤は一進一退の攻防が続く。#11熊谷が8得点3アシストで攻守に奮起するも、島根#4カーターらの得点で再び突き放される。

4Q 島根 81–76 三河(島根 17–23 三河)

11点差を跳ね返し逆転するも、わずかに及ばず惜敗

スタートは、#1川村、#2岡田、#7長野、#40グラッドネス、#54ガードナー。
粘り強いディフェンスで島根のオフェンスを停滞させ、#40グラッドネスのリバウンド#54ガードナーのワンマン速攻で反撃開始。開始4分半、#2岡田のスティールで1点差まで一気に追い上げる。島根も粘りを見せるが、残り3分に#1川村のドライブでついに71-70と逆転。しかし島根は#4カーターの3Pシュートですぐさま取り返すと、その後は両者の意地がぶつかり合う守り合いの展開が続く。残り1分#1川村のフリースローで同点に追いつくも、再び島根#4カーターに決められ、ファウルゲームを仕掛けるもわずかに及ばず。

最終スコア島根 81–76三河で振り切られ、6連敗を喫した。

シーホース三河 鈴木 貴美一 ヘッドコーチ 試合後コメント
今日11月10日は、昨日と逆で、我々が追いかける展開の中、昨日と同じような接戦になりましたが、最後の大事なところでミスが起きてしまいました。選手は一生懸命やっていますが、ちょっとしたズレというか、もったいないミスをしてしまった。島根さんが最後まで諦めないで激しくやってきた結果だと思います。

我々は今の段階では接戦に勝てない、まだまだ完成されたチームではないですが、どのゲームも接戦で負けているのでこの接戦を勝てるように下を向かないで、非常に苦しいリーグ序盤戦になりましたけれど、しっかりもう一回練習して頑張りたいと思います。

シーホース三河は連夜の惜敗、積極補強も波に乗り切れず・・・