[記事提供:カラダ・知る・ジム – BODY TIPS(https://www.bodytips.co.jp/)]

40代に入りカラダが硬くなって来たなぁと思ったら要注意!


見渡す限り世間では、カラダの柔らかいことに対する評価はよいことしかない。逆に、カラダが硬いことそれ自体は悪と見なされる。そんなカラダの硬い人の中には、物心ついた時からカラダが硬いです!という人もいれば、昔はもっと柔らかかったんですけどね〜という人もいるだろう。

今日ここでお伝えしたいのは、後者のほう、つまり年齢を重ねるに従いカラダが硬くなってきたという方についてだ。おそらくそういう方々のほとんどは、日々の運動不足を一番の原因にあげられるのではないだろうか?もちろん、それは大きな原因の一つであることに間違いはない。

しかし、原因は他にもいくつも考えられる。今日はその中の特に大切な2つのことをお伝えしたいと思う。40歳過ぎの方なら男女関わらず考慮すべきことなので是非ご一読いただきたい。

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40代に入ると感じ始める「疲れやすい体」の正体とは?(https://cocokara-next.com/lifestyle/true-character-of-a-body-that-tends-to-get-tired/)

食事に気を使う前にもっと重要な「水」の存在

成人男性のカラダの60%は水が占めている。女性は男性より体脂肪が多いので55%程度と言われる。体内水分と一口に言うが、その内訳はご存知だろうか?例えば、成人男性の体内水分60%は、細胞内液40%、細胞外液20%となっている。

細胞外液20%。これの内訳は、組織間液15%、管内液5%。この管内液というのは、血液やリンパ液、脳脊髄液を指す。そして、細胞内液は読んで字のごとく細胞の中の水分で、人体で最も水を含む組織は何かというと「筋肉」である。

筋肉組織自体が、体重の40%を占め、筋肉中に含まれる水分量は全身の水分量の43%を占める。赤ちゃんのカラダがぷるぷるで柔らかいのは、カラダの水分量が80%を占めるためであり、逆に老人のカラダの水分量は50%まで落ちてしまう。

そして、体内で最も水分量の多い筋肉は、水分摂取が不足すると硬くなってしまうということ。平均的な1日の水分の出入りは2500mlと言われる。尿や便、汗などで出て行ってしまう分はしっかり補給して、水分平衡を保つことはとても大切なこと。

これから冬に向かい汗もかかず脱水もしにくいと思う人が多いが、冬は乾燥してカラダは脱水になりやすいということを頭に入れておいて欲しい。

40代過ぎのカラダの硬さは血管の硬さと認識しよう!

一般的にカラダが硬いと言うと、それは筋肉が硬いことを表すはずだ。筋肉にもいくつか種類があり、通常の筋肉は骨格筋と呼ばれる。それ以外には心臓の心筋、もう一つ内臓には平滑筋というのがある。

「人間は血管と共に老いていく」というアメリカ人医師の名言があるが、まさにその血管にも平滑筋がある。血管の管を広げたり、狭くしたりして血流をコントロールする。

これらの筋肉も他と同じく、食事や生活習慣、ストレスなどの影響を受ける。そして、加齢が進むに従って自然とその弾性も失われていく。

血管が硬くなると一番先に頭に浮かぶのは動脈硬化だが、その程度を知る一つの指標として「脈波」というものがある。心臓から押し出された拍動で大動脈が振動して手足まで届く速度を指す。弾力のある動脈なら脈波は吸収されゆっくり伝わるが、硬くなった動脈ではその速度が早くなる。

この脈波を計測すると、40代以降ではカラダの硬い人は脈波が早く、血管が硬いというデータがある。中年期に入り、昔よりもカラダの硬さを感じて来たなら、単にカラダの筋肉が硬いという認識ではなく、血管が硬くなって来ているということを認識した方がよいということになる。

自分の血管の状態を知る簡便な方法

脈波は手軽に測ることが出来ないが、血管の硬さを知る方法として最も簡便なのが血圧測定だ。血圧は、心臓から送り出された血液が動脈の内側に与える圧力のこと。

そして、いわゆる上の血圧がポンプである心臓が収縮して血液を送り出し、大動脈の血管壁に圧力をかけている状態。そして、下の血圧は心臓の収縮の後に弁が閉じ、膨らんだ大動脈が元に戻ろうとする時に、溜まっていた残りの血液を抹消血管に送り、大動脈の血液量が減ることで血管壁にかかる圧力は低下する。

その上の血圧と下の血圧の差を「脈圧」と言い、その差が大きいと動脈硬化が進んでいるとされる。血圧はサイレントキラーと呼ばれるように、そこそこ高血圧の域まで上がっても通常はそれを体感しにくいもの。知らず識らずのうちに血圧が上がり続けるのだ。

ストレスや食生活、特に度を超えた飲酒などで一気に血圧が上がってしまうこともある。個人的には、50歳を過ぎたら体重と血圧を測ることは日課にした方がよいと思っている。まずは自分のカラダの状態をしっかりと把握し、その上で対策することが肝要。

そして、血圧を通して血管の硬さを認識できたなら、まずは血圧を適正域に戻すこと。そこで間違っても薬を使うなどという選択はしないで欲しい。代わりに軽い運動を週に何度か行い、食生活にわずかな気配りをするだけで十分コントロールは出来る。その結果、血管の弾性は回復する。

そうしたら、カラダの柔軟性ももっと取り戻すよう取り組んで行けばよい。ちなみに、その方法はストレッチなどではない。カラダの柔軟性を手に入れるにはもっと理にかなった方法がある。それはまた次回以降にお伝えしよう。

[記事提供:カラダ・知る・ジム – BODY TIPS(https://www.bodytips.co.jp/)]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

亀田 圭一(かめだ・けいいち)

亀田 圭一

カラダ・知る・ジムBODY TIPS/コンディショニング・トレーナー
経歴 Career
青山学院大学
航空会社勤務などを経て、一転トレーナーを目指し鍼灸師免許取得。鍼灸学校に学びつつ、母校の青山学院大学トレーニングセンターにてトレーナー研修を積み重ね、21世紀よりプロのトレーナーとして活動する。
主なトレーナー歴として、

青山学院大学女子バスケットボールトレーナー(1999-2001)
・荏原製作所女子バスケットボールトレーナー(2001-2002)
・日本IBMラグビーチーフトレーナー兼フィジカルコーチ(2002-2007)
・神戸製鋼ラグビー部フィジカルコーチ(2008-2009)
関西電力女子ボート部コンディショニング・トレーナー(2008-2009)
・柏日体高校男子バスケットボール部フィジカルコーチ(2009-2013)

2007年8月より、アスリート専門だった活動を一般の方々のカラダづくりから痛みの解消までを行うコンディショニング・トレーナーとして活動を開始。
2010年8月、大学時代より縁深い東京都渋谷区株式会社BODY TIPSを設立。一人ひとりのカラダを丹念に見るコンディショニング・トレーナーとしてよりキメの細かい指導をしている。また、2013年より、全国でセミナーを開催して回る傍ら、著書「カラダにいい!が体を壊す」(日本経済新聞出版社)も出版し、真の健康を下支えする知識とケアの啓蒙に務めている。
2015年6月より表参道に拠点を移し現在に至る。

資格 License
はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師、日本陸連医科学委員会医事部トレーナー部会トレーナー、日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者(JATI-ATI)、日本NLP協会&全米NLP協会認定NLPプラクティショナー、DNS認定エクササイズトレーナー(PART3修了)、イーマ・ソナ協会認定調律師&インストクター

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カラダは肉体という物質で、時間とともに劣化するもの。それが常識的な理解かと思います。そして、溢れる情報に刺激され、まだ何も変化が見られない時期から心配でアレコレやっている人もいれば、逆に無頓着で少々具合が悪くても放ったらかしの人もいます。大切なことは、今のカラダを感じることです。そして、バランスを取りさえすればよいのです。いつも心地よいバランスで生きる。それは誰にでもカンタンに出来ること。丁寧にお伝えしていきたいと思います。

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