新世代ボカロPカンザキイオリが、約半年ぶりとなる新曲「死ぬとき死ねばいい」のミュージックビデオを、11月13日(水)夜10時にプレミア配信で公開することが分かった。

【写真を見る】「死ぬとき死ねばいい」は、カンザキイオリにとって約半年ぶりとなる新曲。心を強く揺さぶるエモーショナルな映像作品に

さらに、12月8日(日)からカラオケのDAMでMVを独占配信することも決定し、カンザキイオリが楽曲について語った。

カンザキイオリによる、激情的な楽曲世界を視覚化した超大作

ボカロPとは、初音ミク(CV:藤田咲)、鏡音リン・レン(CV:下田麻美)、巡音ルカ(CV:浅川悠)といった合成音声ソフト「VOCALOID(ボカロ)」に、自身が作曲・編曲した楽曲を歌わせるなどしている人たちのこと。

Pはプロデューサーの略で、数多くのボカロPが「ニコニコ動画」などインターネットを中心に楽曲を公開している。

カンザキイオリは、そんな群雄割拠のボカロP界で「命に嫌われている」がオリジナル1000万PV、 同曲の“歌ってみた”も合わせると推定1億PV超えという、近年稀にみるモンスターヒットを記録中の新世代ボカロP

ここ1年は自身の活動と並行して、Vtuber界注目のバーチャルシンガー・花譜のメインコンポーザーを務めるなど、ネットシーンで最も注目を浴びるアーティストと呼ぶにふさわしい活躍を見せている。

そして今回、カンザキイオリの約半年ぶりとなる新曲「死ぬとき死ねばいい」が完成。同曲のMVがYouTubeにてプレミア配信で公開されることが決定した。

本MVは、イラストが叙情的に展開。強烈に歌詞が刺さってくるモーションタイポグラフィや、生命力あふれるCGアニメーションによって、見る人の心を強く揺さぶるエモーショナルな映像作品で、イントロからアウトロまで激情的な楽曲世界を視覚化したものになっている。

「死ぬとき死ねばいい」について、カンザキイオリは「この曲は、私の過去曲『あの夏が飽和する』の正当な続編に当たる曲です。物語色の強かったこの曲が1周年を迎え、自分の中で温めていた人物像、それぞれの物語を考えて作り上げたのが、この『死ぬ時死ねばいい』になります」と紹介。

「“人間らしく”とは一体どういうことなのか、“生きる上で大切なもの”って一体何なのか、そんな疑問に押しつぶされて身動きが取れなくなっても、それでも生きていたいと、この曲を聞いてくれる皆さんが思ってくれたらうれしいです」とメッセージを送った。

MVの監督は、さまざまな表現と技法を掛け合わせ、多くのCMやMV、ライブ映像を手掛け、きゃりーぱみゅぱみゅ「君がいいねくれたら」のディレクターも務めた大野悟が担当。

イラストは、2019年10月にカンザキイオリと同じくKAMITSUBAKI STUDIOへの所属を発表した、暖かく柔らかい世界観とアナログ感のあるタッチが印象的なイラストレーター・orieが手掛けている。(ザテレビジョン

新世代ボカロP・カンザキイオリによる新曲「死ぬとき死ねばいい」のミュージックビデオが公開された