イングランド代表を率いるガレス・サウスゲイト監督が、選手間の揉め事について口を開いた。イギリススカイ・スポーツ』が伝えた。

問題を起こしたのは、マンチェスター・シティのFWラヒーム・スターリングリバプールのDFジョーゴメスの2人。10日には所属クラブ同士が試合を行い、両者は試合中にも一触触発状態だった。

ともに11日に合流したが、スターリングが食堂にいたリバプールのDFジョーゴメスに突っかかり、首を掴もうとしたことで、その場のチームメイトらが仲裁に入る事態に陥ったという。この結果、スターリングモンテネグロ代表戦のメンバーから外れたものの、代表チームには帯同することとなった。

この件について、サウスゲイト監督が改めてコメント。意見の食い違いは起こるものだとしながら、周りの選手がしっかりと考えて行動を取ったことに感銘を受けたと語った。

「私は全ての選手を愛している。我々は家族のような存在であり、全ての家族は意見の相違を持っている。家族にとって最も重要な事は、意見の不一致を伝え、それを通して働くという事だ」

ジュニアかシニアかということは関係なく、意思決定をできるだけ公平にすることが重要だ」

「かなりの数の選手が議論に積極的に参加してきた。それは重要なプロセスだ。なぜなら、我々がグループとしてどこに位置するかを知りたいからだ」

一方で、問題を起こした事実を見逃すことはせず、スターリングをメンバー外とした。その決断は難しかったとしながらも、グループとしてチームが試合に集中すべきだと語った。

「しかし、私は監督であり、自分の責任である決断を下す。常にグループに適したソリューションを見つけなければならない。それは非常に難しい事だ」

「ここ数年、我々はどのように働いてきたかをとてもよく理解しており、それが今も多くの一体感をもたらした」

「我々は団結したグループだ。今、サッカーに焦点を当てる必要がある。ユーロに出場するために非常に重要な予選がある」

内紛が起きかけたイングランド代表だが、14日にはホームでモンテネグロ代表と、17日にはアウェイでコソボ代表とのユーロ2020予選が行われる。

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