秋が深まり、冷え込みが厳しくなってくると、温かいお風呂が非常に恋しくなり、毎日の入浴時間が天国のように思えてくる。中国メディア・東方網は11日、「日本人のお風呂に対する愛着は何者も阻むことができない」として、日本のお風呂文化について紹介する記事を掲載した。

 記事は、お風呂を語るうえで日本を外すわけにはいかないとし、日本はお風呂を国民文化にまで高めた国なのだと紹介した。

 そして、日本人にとってお風呂は心身をリフレッシュし、疲労を取り、美容を保つだけではなく、コミュニケーションの場としても利用されてきたとして、日本の温泉文化についても説明した。

 また、日本におけるお風呂の歴史について触れ、江戸時代より公衆浴場の文化は存在した一方で、現在のように各家庭にお風呂が当然の如く備え付けられるようになったのは、第2次世界大戦後のことであると紹介。それ以前は、家の風呂に入るというのは経済的に豊かな家庭に限られていたとしている。

 そのうえで、今や浴室は各家庭にとって必需品となり、温度や湿度の自動調節をはじめとするさまざまな「ブラックテクノロジー」が浴室に注ぎ込まれ、日本の家庭における入浴はますます快適なものになっていると伝えた。

 記事は「たとえ家が小さかったとしても、日本人のお風呂に対する愛着を阻むことができない。何とかスペースを確保して、浴槽付きの浴室を設けるのだ」と評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

日本人のお風呂好きは、何者も阻むことができないレベル=中国メディア