11月13日に日本両A面シングル「Doll/Kick-Ass」をリリースし、初のホールライブを間近に控えたN.Flyingのオフィシャルインタビューが到着した。


韓国で「今年のバンド賞」を受賞したN.Flyingの日本新曲完成!
「FTISLANDのホンギ先輩、ジェジン先輩の助力で大きな学びがあった」

――2019年は、新年早々に「Rooftop」で音源チャート、音楽番組で初めての1位を獲得し、韓国の大きな授賞式で「今年のバンド賞」を受賞。グローバルツアーも経験しました。N.Flyingにとって「変化の年」になりましたよね。

ジェヒョン:悪いこともあったし、良いこともあった1年でした。人間的に成長できた年になったと思います。

フン : そうですね。メンバーたちの精神年齢が上がったかも(笑)。

フェスン:一方で、ファンの皆さんと一緒にさまざまな“初めて”が経験できた1年でした。こういう経験が毎年できるといいな。

スンヒョプ:今年は、本当に忙しくなりました(笑)。今はまだピンと来てないところもあるんだけど、きっと後に振り返ると、成長への大きな一歩を踏み出した年になるんだろうな……。これからも振り返りながら、努力していきたいと思います。

――「成長への大きな一歩を踏み出した」という2019年を締めくくる両A面シングル『Doll / Kick-Ass』がリリースされます。「Doll」は作詞・作曲をフンさんとスンヒョプさんが担当。歌詞のテーマがおもしろいですね。

フン:恋愛中の男性が彼女に振り回されていて、「僕はこのままでいいのでしょうか?」という相談をネットの掲示板に書き込んでいたんです。それって全力で恋愛に身を任せる“操り人形”みたいだし、相手に踊らされるって、文字通り“ダンス”みたいだなと思って、「Doll」というテーマで曲を作りました。

――こうんな風に、恋愛で振り回されてしまいそうなのは、誰だと思いますか?

スンヒョプ:ジェヒョンくんじゃないかな? すごく優しいから。

フン:同感。愛に溺れる……というか、“愛バカ”になるタイプだと思います(笑)。

ジェヒョン:愛バカになるのは、フンくんだと思うな。彼女が「キムチチゲが食べたい」って言ったら食べたくなくても作ってあげちゃう。そんなツンデレな感じの(笑)。

スンヒョプ:でも、バカになるくらいの恋愛って、若い時だけにしかできないと思うんです。僕らの年になったら、レベルアップして“愛の天才”にならなきゃ(笑)。

――そうですね(笑)。テーマもおもしろいけれど、曲のスタイルも珍しいですよね。

ジェヒョン:そうなんです。スウィングとか、ボサノバとか、いろいろなリズムが入っているんです。

フン:僕にとっては、チャレンジでした。いつもは「ロックな曲を作ろう」って思って作るのですが、今回は、「皆さんが聴きやすい曲を作る」っていう課題を自分に与えたんです。曲は優しいけれど、歌詞はちょっと悲しい感じになるといいなと思って作りました。

――もう1曲の「Kick-Ass」は、スンヒョプさんの作詞作曲です。ツインボーカルの掛け合いと、そのスピード感がライブに合いそうな曲ですね。

スンヒョプ:はい、ライブのために作った曲です。早めのBPM、明るめのコード感、シンガロングパートなど、全てがライブ仕様になっています。これからのライブの新定番になるといいなぁ。

フン:頭サビの後のキーボードリズムも、新鮮じゃないですか? この感じって僕たちには、初めてなんです。

――歌詞のテーマは何でしょう。

スンヒョプ:「Kick-Ass」は、“ぶっ飛ばす”って意味ですよね。ネガティブなことをポジティブな力でぶっ飛ばそうという意味を込めています。ライブでは一緒に「Kick-Ass」って叫んでくださいね。

――皆さんが、ポジティブでいるための秘訣って何ですか?

フン:ネコと遊ぶこと! 本当に、ネコが大好きで(笑)。

スンヒョプ:僕は、N.Flyingです。

ジェヒョン:そうだね、これからの僕たちの姿を想像するだけで、すごくポジティブな気持ちになるよね。ネガティブなことなんて、ぜんぜん頭に浮かばない。

フェスン:僕には、ネガティブっていうこと自体が分からりません。ポジティブしかないので(笑)。

スンヒョプ:フェスンくんはポジティブ人間だから(笑)。彼がいるから、僕たちもポジティブになれるんですよ。

――「Kick-Ass」は、FTISLANDのボーカリスト、イ・ホンギさんがレコーディングに参加してくれたそうですね。

スンヒョプ:入隊前の忙しい時期だったのに、ホンギ先輩がサポートしてくださったんです。本当に感謝しかなくて……。

フン:わざわざスケジュールを調整してくださったんですよ。レコーディングのときも、ずっと明るい雰囲気で「もう1回!」って指示して下さいました。すべてがカッコよくて、僕たちも「先輩みたいになりたい!」って思いました。憧れます。

スンヒョプ:はい、エネルギーをくださいました。

――ホンギさんはライブで、FTISLANDファンに「俺らがいない間は、N.Flyingのライブに行っていいよ」って言ってましたよ。

スンヒョプ:あ~、ききました。でも、「好きになっちゃダメ」だっておっしゃったっていうのも(笑)。

フン:それって、「FTISLANDが一番だ」って自信があるから言えるんですよね。そういうところもカッコいいんだよな~。

フェスン:どこに行っても、僕たちの話をしてくださるんですよね。僕たち、愛されてるなぁ~(笑)。ありがたいです。

――本作リリース後には、東京、大阪で『N.Flying 2019 1st Hall Live in Japan』が開催されます。前回のツアーではFTISLANDのジェジンさんがサポートベーシストとして参加しましたが、先輩と一緒にライブをして感じたこと、学んだことを教えてください。

フェスン:ジェジン先輩は練習から参加してくださったのですが、FTISLANDの練習の仕方をいろいろ教えてくださいました。

スンヒョプ:モニターへの音の返し方ひとつとっても、「僕はこうしたら演奏のノリがよくなったよ」って経験からの言葉が大きくて。僕たちにはすごく勉強になりました。

フン:コラボじゃなくて、尊敬する先輩が僕たちのサポートをしてくれたんですよ! すごく大きな収穫がありました。それにジェジン先輩が、各地で美味しい食べ物を教えてくれたのも収穫でした(笑)。

――今回は、初のホールライブです!

スンヒョプ:前回のツアーから約半年。今回は会場に来てくれた皆さんとどれくらい一体になれるのかが楽しみ!アルバム『BROTHERHOOD』とシングル『Doll / Kick-Ass』を聴きこんで来てくださると嬉しいです。

ジェヒョン:僕たちと一緒に、N.Flyingの初めてのホールライブを楽んでほしいです!

取材・文=坂本ゆかり

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