『人見知り専用家庭教師 坂もっちゃん』では、人見知りのJKがどう見てもカタギには見えないコワモテのおっさんから個別指導を受けることに……。

 しかしご安心ください! やってきたもっちゃんこと坂本ガクトは見た目とは裏腹に、学生の自発性を優しく育てる超絶有能な家庭教師だったのです!!

 人見知り女子のしらすが次第に坂もっちゃんに対し心を開いていく、微笑ましさ満載の授業風景をどうぞお楽しみください。

ニコニコ漫画『人見知り専用家庭教師 坂もっちゃん』エピソード一覧

得体の知れないコワモテ家庭教師のギャップがやばい

 高校生の池野しらすは、控えめで人見知りな性格の女の子。
 
 彼女の母親は、そんな娘のために人見知り専用家庭教師なる人材を派遣してきたのですが……。

 このコワモテのガラが悪そうな大男が、いったいどうして“人見知り専用”などという肩書きを持っているのか!?

 しかも坂本ガクトと名乗る家庭教師は、しらすの隣に座るなり「俺のことは坂もっちゃんと呼べ」などと無茶な要求をしてきます。

 この男の威圧感と得体の知れなさは、人見知りじゃなくても十分キツイ……。しらす「命を守る行動をしなければ」と固まってしまったのも無理はありません。

 怯えるしらすのことなど気にも留めず、彼女の模試結果を見るなりしらすお前さぁ」と切り出した坂もっちゃん。

 続けて彼の口から発せられたのは、「何で勉強してンだ?」という恐らくは世の学生たちの多くが答えに窮するであろう質問でした。

 しらすはとっさに「成績をあげるため……とか……?」と返答しますが、かえって坂もっちゃんの不評を買った模様。これは消されかねない!?

 しかし、ここからが坂もっちゃんの真骨頂! 彼はしらすに、“あくまで勉強は何かを成し遂げるための手段”だと説きます。

 目的がないのに、手段である勉強の能率があがるハズはない。この男は、しらすが勉強嫌いである原因を見事に言い当てたのです……!

 さらに、坂もっちゃんはため息交じりに「苦手科目がないヤツは勉強嫌いのくせに努力家なンだよな」しらすの性格を的確に分析。

 がんばり屋の彼女にはむしろ無理しすぎないことが重要だと判断し、「たまには息抜きしろ」とゲームのコントローラを手渡すのでした。

 この迅速な判断力、的確な指導力……そして何より、最後に見せた愛情たっぷりの眼差し! これだけでも坂もっちゃんの有能っぷりがおわかりいただけたハズです。

坂もっちゃんによるアットホームな授業風景

 衝撃的な出会いからほどなく、その有能ぶりでしらすの心をつかんだ家庭教師・坂もっちゃん。

 かくして、彼による愛情たっぷりのマンツーマン指導は続いていきます。

 彼のカリキュラムはじつに痛快で「やンなくていいぞ夏休みの宿題と、学生たちを苦しめる悪習を一刀両断!

 これは単にサボれと言っているわけではなく、勉強習慣がすでに身に着いているしらすにとっては価値なしという判断に基づくものでした。

 いままさに学生の方も、そうでない方も、「こんな心強い大人が身近にいてほしかった……」と思わざるを得ないことでしょう。

 それでも「やらないのはよくないような……」と気弱なしらすに対し、「勉強は本来楽しくあるべきなんだよ、受け身じゃそれは味わえねえ!」と言って聞かせる坂もっちゃん。

 思考停止した大人にはなるな、考える力を養え。そしてまずは楽しめと、みずから進んで学ぶことの楽しさを知ってほしいと願う彼の姿勢は、まさに指導者の鑑と言えましょう!

 坂もっちゃんの親身な言葉を受け、しらすが机の中から取り出して見せたのはゲームのお手製攻略メモ。

 勉強嫌いな自分でも、能動的な学びを楽しいと思えた経験は確かにあった。そんな気付きを得た生徒の姿を見て、坂もっちゃんは静かに微笑むのでした。

 その後の「負けたら坂もっちゃんて呼べよ」「それはちょっと……」というやり取りも含めて、じつに心温まる授業風景です。

“人見知り専用”の坂もっちゃんの実力とは……!?

 もうすでに坂もっちゃんが超絶有能な家庭教師であることは、十二分に伝わったかと思いますが……。

 それでも疑問に残るのは、彼がなぜ“人見知り専用”という肩書きを持っているのかという点。最後にその理由がわかるエピソードをご紹介しましょう。

 いくら坂もっちゃんが根は優しいとはわかっていても、人見知りしらすは依然として彼に対し萎縮してしまう模様。

 こと勉強中はお互い無言になる瞬間も多く、真顔でこちらを見つめる坂もっちゃんの視線は威圧感マシマシです。

 かといって、坂もっちゃんが話しかけてくる瞬間というのも、それはそれで彼女にとっては緊張の一瞬。

 しらすの脳内ではもはや不動明王か何かが迫ってくるようにしか感じられず、思わず「殺される!」と目をつむってしまいますが……。

 そこで坂もっちゃんが口にしたのは、「お前さぁ……字がキレイっつーか読みやすいよなぁ」という意外なひと言でした。

 そう、これまでの指導風景を思えばわかる通り、もっちゃんは気配り上手の褒め上手!

 それでいて変に気遣う素振りは見せず、あくまで自然体で接しながら生徒の心を開くことができるコミュ力お化けだったのです。

 このお人柄こそ、坂もっちゃんが“人見知り専用”たるゆえん。しらすも思わず納得の表情を浮かべるのでした。今後も、坂もっちゃんの痛快でハートフルな個別指導はまだまだ続いていきます。気になった方は、ぜひ視聴ページに足を運んでみてください!

 

(画像はニコニコ漫画『人見知り専用家庭教師 坂もっちゃん』より)

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