iStock-977371962_e

Image by hyejin kang/iStock

 「世界のトップ62人の大富豪が、全人類の下位半分にあたる36億人と同額の資産を持っている」国際NGOオックスファム(Oxfam)』が今年1月に発表した報告書は世界各国に衝撃を与えた。

 では、国別にみると、世界の富はどのように分布しているのだろうか。

 スイスに拠点を置く多国籍投資銀行および金融サービス会社の『Credit Suisse』は、世界各国の成人1人当たりの総純資産の中央値を地図上で視覚化することにより、世界的もしくは地域的な富の不平等さを明らかにした。

―あわせて読みたい―

激しく広がる貧富の差、香港の闇。にわとり小屋のような狭いアパートに住む貧困層の人々
世界の富の約半分を1%の富裕層が所持してる、特にイギリスは所得格差が顕著(スイス研究)
壁1枚で区切られた貧しい人々と富裕層。ペルーにある「恥の壁」
ドローン撮影すると一目瞭然。格差社会が浮き彫りとなった南アフリカ、ケープタウンの空中写真
隣の芝生が青いこともある。世界に広がる不平等「Unequal Scenes (不平等な風景)」

世界で最も裕福な国はスイス、貧しいのはハイチ

 世界中の富のレベルを比較する最良の方法は、中央値を調べることだそうだ。

 地図を見ると、先進国に住む人々はやはり世界でも裕福なランクに留まっている。その中でもスイスは最も裕福な国で、成人1人当たりの資産の中央値は22万7900ドル(約2490万円)となっている。

 一方、ハイチは世界で最も貧しい国であり、推定平均資産は成人1人あたりわずか214ドル(約23300円)だという。ベネズエラは、ハイチよりもランクが低いと推定されるが、経済的な不安定性から正確な推定値の調査は不可能だったようだ。

 また、アフリカ大陸には富の中央値が成人1人あたり1万ドル(約109万円)を超える国はないということだ。

iStock-486574518_e


地域別資産額ランキングトップ3


 下記は、地域ごとに分別された「成人1人あたりの資産額の中央値が高い上位3か国」である。(日本円には全てアメリカドルで換算)

アメリカ大陸
wealth1_e


1.カナダ  107000ドル(約1170万円)
2.アメリカ合衆国 65900ドル(約710万円)
3.アルバ 21800ドル(約240万円)

アフリカ
wealth2_e


1.セーシェル共和国 22600ドル(約250万円)
2.モーリシャス共和国 20900ドル(約230万円)
3.リビア 8300ドル(約90万円)

ヨーロッパ
wealth3_e


1.スイス 227900ドル(約2490万円)
2.アイスランド 166000ドル(約1810万円)
3.ルクセンブルク 139800ドル(約1520万円)

オセアニア
wealth4_e


1.オーストラリア 181400ドル(約1980万円)
2.ニュージーランド 116400ドル(約1270万円)
3.トンガ 19700ドル(約210万円)

アジア
wealth5_e


1.香港 146900ドル(約1600万円)
2.日本 110400ドル(約1200万円)
3.シンガポール 97000ドル(約1060万円)

 アジアに関しては、クウェートなど中東の一部の国は、豊富な石油減があるため比較的裕福であることがわかるが、上位3位には入っていない。

 また、このランク付けはあくまでも今年のもので、最近経済不況に陥っている香港が来年1位を再びキープできるかどうかは定かではない。

 結局のところ、1つの調査の地図上の富裕度は一例でしかない。紙の上では各国の貧富の差がこのように明確になっても、裕福な国であればあるほど生活水準も高く、よりよい生活を送るために消費する額も大きくなり、国内の貧富の差も一層激しいものとなる。

References:howmuch.netなど / written by Scarlet / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52284549.html
 

こちらもオススメ!

―料理・健康・暮らしについての記事―

味噌マヨミルクで極上のうまみ。健康野菜がもりもり食べられる、かぼちゃグラタンの作り方【ネトメシ】
「天気が悪いと体が痛む」は本当なのか?寒さと湿度が合わさることで痛みを感じる人が増えることが判明(英研究)
心の知能指数が高い人の4つの特徴
大人のADHDの診断率と「人種・民族」には関係がある(米研究)
阿吽の呼吸とはまさにこのこと!焼き肉を食べる女子の友情が生んだ絶妙なタイミングの神アシスト

―知るの紹介記事―

ワンオペのワッフル店。スタッフの窮地を救ったのは親切な顧客たちだった(アメリカ)
捕食者の存在が獲物集団の健康改善に役立つ可能性が示唆される(米研究)
約5300年前のミイラ、エッツィ(アイスマン)は最後の日々をどう過ごしたのか?コケ類の分析で新事実が判明
「死ぬなんてありえない」脳にはリアルな死の実感から逃避するメカニズムがある(イスラエル研究)
今日は満月、ビーバームーン!気分をリセットしたいなら夜10時半頃に夜空を見上げよう(2019年11月12日)
どの国に富が集まっているのか?世界各国の資産を地図で視覚化、アジアでは日本が2位に