「Ki Pro GO」

AJA Video Systems社は、Ki Proシリーズの新たなアップグレード「Ki Pro GO v1.5ファームウェア」および「Ki Pro Ultra Plus v5.0ファームウェア」を発表した。両ファームウェアは近日中に無償で提供予定。

Ki Pro GOは、v1.5ファームウェアにより、タイムコード付きのビデオを収録および再生可能となる。タイムコードはSDI入力信号のRP188から生成され、実時間での記録もしくは特定の時間に開始するよう設定可能。再生の際にはKi Pro GOのSDI出力信号にRP188として自動的にエンベデッドされる。また、5つのUSBポートすべてでバックアップとプライマリ収録が可能になり、ユーザーは希望する記録先をより自由に選択可能。さらに、今回のアップデートでは、新規クリップの名称ルールの設定とセグメント収録ができるようになり、各クリップにファイル名が自動的に付与され、収録が延長した際にも各セグメントを識別できる。

Ki Pro Ultra Plusは、v5.0ファームウェアで多数の機能のパフォーマンスが強化された。新しく追加されたInfinite Record(永久収録)モードでは、すべての映像が自動的にキャプチャされ、常時稼働するバックアップレコーダーとして使用可能。Infinite Recordモードには、自動フォーマットと2つのAJA Pak Mediaスロットへのロールオーバーが含まれており、中断なく収録が行え、1つのドライブがいっぱいになった時でもダウンタイムが発生しない。Ki Pro Ultra PlusはSDI/HDMI接続経由で、最大4チャンネルのHD同時収録、または4K/UltraHD/2K/HDの収録と再生が可能。

[InterBEE2019]AJA、Ki Pro GOおよびKi Pro Ultra Plusのアップグレードを発表