アニメや漫画などの物語の中で舞台となった場所を巡る“聖地巡礼”が人気だが、このほどアメリカアニメBANANA FISHファン日本人団体客が物語の舞台となったニューヨーク公共図書館を訪れ、売り上げに貢献したとして図書館関係者が驚きの声をあげている。『New York Post』などが伝えた。

テレビアニメBANANA FISH』は、『別冊少女コミック』にて漫画家・吉田秋生さんが1985年から1994年まで連載されていた漫画をアニメ化したもので多くのファンを持つ。物語の主な舞台となるのが米ニューヨークで、主人公アッシュリンクス日本人大学生の奥村英二が「バナナフィッシュ」という謎の言葉を中心に物語が進んでいく。

そして最も印象的なシーンに、ニューヨーク公共図書館ローズメイン・リーディングルームが登場する。そのため最近、旅行会社が企画する『BANANA FISH』の聖地を巡るツアーなどで同図書館を多くの日本人が訪れているようだ。

『New York Post』では「『BANANA FISH』がファン日本人観光客をニューヨーク公共図書館へと誘う」とあり、今月12日におよそ80人の日本人観光客が訪れたと伝えている。中にはアニメキャラクター切り抜き図書館の背景に重ね合わせて写真を撮影する人もいた。

また図書館ローズメイン・リーディングルームでアッシュが座っていた席にはかつてファンによってバラの花が置かれていたこともあり、一部のファンに感動を与えたようだ。図書館のギフトショップのスタッフであるメーガンさんMeghan R.)は、この珍しい事態をこう話している。

「来館者はローズメイン・リーディングルームについて訊ね、同ルームにある椅子の30ドル(約3260円)のミニチュアレプリカお土産に買っていくんですよ。『BANANA FISH』によるこの現象は面白いと思いますが、それは図書館の利益に繋がっているんです。」

今月9日にも『BANANA FISHファン日本人団体客が訪れたというが、前週に比べて売り上げが23パーセントアップしたという。小売促進部門の会計役員であるクリスタ・ラウス氏(Krista Rauth)も「30年間小売部門を見てきましたが、こんな現象が起きたのは初めてです。来館客はアニメ主人公が座った椅子のミニチュアを買っていくんですよ」と驚いたそうだ。

画像は『New York Post 2019年11月12日付「‘Banana Fishanime series leads obsessed Japanese tourists to NYPL」(James Messerschmidt)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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