大学病院などで実質的に労働の実態があるのに、給料が支払われていないと判断された医師のこと。
6月文科省が公表したデータによれば、調査対象となった108病院のうち、少なくとも50を超える大学病院で、こうした無給医が約2000人存在していることがわかりました。
長年にわたり大学病院では、若年医師が「自己研さん」の名目で診療をさせられてきたのです。
生活費を稼ぐために深夜や休日に、別の医療機関でアルバイトをせざるを得ず、過重労働による診療への悪影響などが懸念されています。

「自己研さん」の名目で無給診療を…「無給医」の実態