チェルシーに所属するイングランド代表FWカラムハドソン・オドイが、同クラブと契約延長した理由について明かした。13日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在19歳のハドソン・オドイはチェルシーの下部組織出身で2018年1月にトップチームデビューを飾ると、昨シーズンは公式戦24試合の出場で5ゴール5アシストを記録した。今年4月にはアキレス腱を断裂し、長期離脱を余儀なくされたが、9月に戦列復帰。ここまで公式戦11試合に出場し、1ゴール4アシストを記録している。

 同選手の契約は2020年6月までとなっていたものの、契約延長交渉がなかなかまとまらず、今年1月の移籍市場からバイエルンが強く関心を寄せていた。今夏の移籍市場では何度も移籍金を増額してオファーが提示されていることが報じられていたが、最終的に移籍は実現せず残留。今年9月にチェルシーとの契約を2024年6月まで5年延長したことが発表されている。

 新契約締結にあたり、フランク・ランパード監督とどれだけ話し合ったかと聞かれたハドソン・オドイは「一回だけだね」と契約延長にサインした経緯を明かした。

「彼(ランパード監督)と何を話したか全てを正確に言うことはできないけど、僕を信じていると言ってくれた。彼は僕に一生懸命努力してほしいと思ってくれていて、僕が自分自身を信じることができれば、彼も信じてくれると思った。このクラブにいれば物事はうまくいくと思えたんだ」

「彼は彼自身のためにプレーしてほしいと思っている。僕を信じてくれているといったことを監督から聞くことができたのは、サインすることの後押しになった。僕はとても楽しみだった。若手の選手をよく起用してくれる新しい監督が来ることがわかった時から楽しみにしていた。昔からよく知っている選手たちとプレーすることは良いことだからね。最初からチェルシーに残ると決断したことは正しかったと言ってきた。これまでの人生ずっとここにいるんだ。初日からこのクラブが大好きだよ」

チェルシー期待の若手ハドソン・オドイ [写真]=Getty Images