中国メディア・東方網は13日、日本人の英語指標が4年連続で低下し、世界ランキングが年々落ちているとする記事を掲載した。

 記事は、EFエデュケーションファーストが世界100カ国の市民を対象に実施したテストに基づく英語熟練度ランキングを発表し、日本のランキングが4年連続で落ちたと紹介。この指標は各国の成人の平均英語レベルを示すもので、世界各国の230万人が参加したとしている。

 そして、日本は100カ国中53位、アジア25カ国中11位となり、40位の中国や52位のベトナムより下位となり「英語の低熟練度国」と定義されたと伝えた。

 記事によれば、2011年時点では参加国が44と少なかったため、日本のランキングは14位と上位にあったが、参加国が増えるのに伴い日本のランクも下がっていったという。同機関の関係者は、新興国では英語が話せることで高収入が得られるということで人びとの学習意欲が高まっている一方、経済が停滞している日本では、英語レベルも同様にこの10年間改善が見られないと語っている。

 日本国内では、来年度以降の大学入試の英語試験を巡るすったもんだが繰り広げられており、将来大学受験を受ける中高生たちを困惑させている。いったい何のために英語を勉強するのか、大学入試の英語テストには何を求めるべきなのか、今一度じっくり考えなければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

日本人の英語能力ランキングが年々低下していく・・・=中国メディア