U-22日本代表として練習試合に後半から途中出場、決定機を演出

 U-22日本代表は14日、広島市内でJ1サンフレッチェ広島と練習試合(35分×2本)を行い、0-1で敗れた。17日の国際親善試合U-22コロンビア代表戦(エディオンスタジアム広島)に向けて、今回はA代表ながら同世代での活動に専念するMF久保建英(マジョルカ)は後半19分にMF三好康児(アントワープ)に代わって出場。わずか16分間のプレーのなかで、同29分にはFW上田綺世(鹿島アントラーズ)に決定的なパスを出すなど、違いを見せた。

 1点を追う展開で、久保がピッチに入った。前日13日にチームへ合流したばかり。コンディション面も考慮され、16分間のプレーにとどまった。それでも同29分、ボールを持つと一気に前を向き、前線で抜け出す上田へ絶妙なパス。ゴールに直結しそうな決定的なシーンだったが、上田のシュートはわずかに外れ、同点とすることはできなかった。このシーンを久保は、冷静に振り返っている。

「できることは見せられたかなと思うけど、どうしても試合を振り出しに戻す、勝つという結果のほうが大事になってくると思う。これから、特にこのチームは」

 この日は、前半に主に国内組とMF食野亮太郎(ハーツ)、MF中山雄太(ズウォレ)が出場。後半から三好やDF板倉滉(フローニンゲン)が投入された。前半はベンチだった久保は、ともにA代表のMF堂安律(PSV)の隣に座り、談義しながら戦況を見守った。ハーフタイムには堂安やMF橋岡大樹(浦和レッズ)らとリラックスした様子でパス交換。チームの雰囲気を盛り上げる役も買って出ていた。

 A代表ながら、東京五輪世代でもメダルへと導く活躍が期待される久保。所属するスペイン1部マジョルカでは、合流直前のリーガ・エスパニョーラ第13節ビジャレアル戦(3-1)で待望の初ゴールを挙げた。A代表としても7試合に出場している久保は、自身に求められる役割をどう考えているのか。

「それ(A代表としての役割)はいつ来るか分からないですけど、前日に森保監督が(U-22日本代表の合宿地に)来た時に、森保監督はA代表の監督でもあるので、そういった話があるかなと思いますし、自分はピッチ上でいつも通りのプレーを出すことが(大事)。自分はそんなことを言っている余裕はないですし、もっとアピールしないといけないと思っているので、そっち(アピール)を優先的にやっていけたらいいかなと思います」

 久保の主戦場となるシャドーは堂安や三好、食野ら海外組がひしめき、熾烈なポジション争いが繰り広げられる。そのなかでまずは自身のプレー、そしてアピールから――。客観的に自らの立ち位置を分析し、短い合宿期間で東京五輪につなげる道筋を描き出している。サバイバルに向けて大きな“テストマッチ”となるコロンビア戦。ポジション奪取に燃える久保のプレーに、より一層の期待がかかりそうだ。(Football ZONE web編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)

U-22日本代表MF久保建英【写真:Football ZONE web】