ディナモ・ザグレブはスペイン代表FWダニ・オルモ(21)の今冬の流出を覚悟しているようだ。同クラブのスポーツ・ディレクター補佐を務めるマルコ・ヴケリッチ氏がイタリアカルチョメルカート』で認めた。

バルセロナのラ・マシア出身の万能型アタッカーであるオルモは、同クラブのトップチームでプレーするU-21スペイン代表MFカルレス・アレーニャと鎬を削ってきた逸材だ。

2014年にトップレベルでの出場機会を求めてクロアチア屈指の名門ディナモ・ザグレブに完全移籍。昨シーズンは公式戦44試合に出場し、12ゴール9アシストを記録。

さらに、先日行われたU-21欧州選手権で母国の優勝に貢献したオルモは、今季ここまでの公式戦17試合で6ゴール6アシストを挙げるなど、好調を維持。今月にはスペインのフル代表に初招集されている。

そして、欧州5大リーグビッグクラブからこぞって関心を集める逸材の去就に関してヴケリッチ氏は、今後他クラブから具体的なオファーが届いた場合、交渉のテーブルに着く準備ができていると主張している。

ローマミランからの関心は知っているよ」

「しかし、彼を追っているのは彼らだけではない。多くのクラブが関心を寄せている。彼は間違いなくスタープレーヤーだし、我々のクラブのスタートして非常にうまくやっている」

「(今冬の移籍は)間違いなくあり得る。我々は彼に対する具体的なオファーを聞く準備ができている。現時点では待ちの状況だ」

「金額に関しては明確なものはないが、今後話し合っていくことになるだろう。オルモには多くのファン(獲得を目指すクラブ)がいるし、まずはオファーが届いてから状況を見守ろうじゃないか」

今回のインタビューではミランローマという具体的なクラブ名が出ているが、スペイン代表デビューも間近に迫る中でプレミアリーグスペインドイツのクラブからも多くのオファーが届きそうだ。

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