ニューカッスルアイルランド代表DFシアラン・クラークが今夏、移籍を考えていたことを明かしている。イギリススカイ・スポーツ』が伝えた。

2016年夏にアストン・ビラから加入したクラーク。入団初年度は公式戦36試合に出場するなどセンターバックの主力として活躍。

しかし、以降は徐々に出場機会を失うと、昨シーズンは序盤戦こそ出場機会を掴んだが、シーズンの後半戦はベンチにすら入れない苦境が続いた。

このような状況にクラークは、「夏に移籍を考えていた」と告白。それでも、ラファエル・ベニテス前監督に代わって今季から指揮を執るスティーブ・ブルース監督の説得があり、残留を決断。

その結果、プレミアリーグ第8節のマンチェスター・ユナイテッド戦でリーグ初出場を飾ると、以降全試合に出場。直近のウェストハム戦、ボーンマス戦では2試合連続ゴールを挙げてチームの今季初の連勝に貢献。また、今回の代表ウィークでは1年以上ぶりとなるアイルランド代表復帰を果たすまでになった。

最終的に残留という決断が実を結ぶ形となった30歳のベテランDFは、今夏の自身の決断を改めて振り返った。

「監督がどうなるかわからなかったし、とても悩んだよ。(ブルース)監督はプレシーズンの終盤になってここに来たから、その時点でやれることは限られていたと思う」

「監督はチーム全員を見る機会を望んでいた。僕は彼と話し、自分の状況といかにプレー機会を望んでいるかを説明したんだ。ここ数年、個人的に厳しい状況が続いていたし、それは心身ともにこたえたよ。とにかく、フットボールプレーしたかったんだ」

「そのときに、彼はシーズンの前半戦の状況を見てから1月に改めて全員を評価したいと話した。彼はフェアに扱ってくれているし、一生懸命トレーニングを積み、チームで地位を確立できるかは僕次第だったよ」

監督交代をキッカケに再びプレーする喜びを手にしたクラーク。残留を最優先事項とするニューカッスルの守備の中心選手の1人として今後の活躍が期待される。

サムネイル画像