TOKIO松岡昌宏が主演を務めるドラマ『死役所』(テレビ東京系)の第5話が14日に放送。

今回はシ役所職員のハヤシ清原翔)にスポットがあてられたのだが、そのあまりの凄惨さに「情状酌量の余地あるでしょ…」「胸糞すぎる」といった声が多数寄せられている。

■職員ハヤシの知られざる過去

先日成仏したミチル黒島結菜)の言葉を思い出し、「自分の罪の反省」をしたいと申し出たハヤシ

そんな彼にシ村(松岡)は、過去のことを振り返ってみてはどうかと提案する。何故人を殺したのか、なぜ殺したいという気持ちになったのか……ハヤシは自身の出生と殺人の動機について語りだす。

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■女生徒を突き落として退学

高校2年生まで、剣道に勤しむ”普通の高校生”だったという彼。しかし、父親との間にわだかまりを抱えており、あるとき、自身が祖父の子供であることが発覚する。「自分の女房をオヤジ寝取られた」と泣き叫ぶ父親を傍目に、ハヤシはひたすら自身の存在意義について考え込むことに。

そんな彼を支えていたのは恋人・まりあ。しかし、彼女がイジメにあうのを見て、見たハヤシはその主犯を窓から投げ落としてしまう。幸い軽いけがで済んだそうだが、ハヤシは当然の如く退学に。しかし、すべてを知っている姉だけは彼を責めずにいた。

■わが子と血が繋がっていないという事実

その後、まりあと結婚し、子を授かったハヤシ。順風満帆な人生を歩んでいる……と思いきや、まりあがよそよそしい態度をとるようになり、ある日、帰宅すると知らない男が家にいた。聞けば妻と同じ職場にいた者で、なんと生まれたばかりの子供の父親であるという。

混乱するハヤシに「別れてやってほしい」「自分は子供の父親だ」と語る男、黙りこくるまりあ。皮肉にも子供が他人のものだったという、父親と同じ道をたどったハヤシはそのまま3人を竹刀で殴り殺す。そして、のちに死刑宣告を受けるのである。

■衝撃の事実に思い悩む視聴者

ハヤシの悲しい過去に対し、放送後のSNSでは「情状酌量の余地がある」「エグすぎてため息出た」「ハヤシ君の人生だけで映画作れそう」とショックを受ける視聴者が続出。

また、「現実と向き合い、自分の心を理解し、他人の心を考えることができれば反省できる日が来る」というシ村の言葉が心に残ったという声も見受けられた。

突然死んだ”仏様”ではなく、死刑となった殺人犯にスポットを当てることにより、死にも多様性があるのではないかと考えさせた今回の構成。本作の見どころが詰まった回といえるのではないか。

■次回は原作でも人気のエピソード

次週は原作でも「泣ける」と評判の高いお笑い芸人コンビの半生が描かれる通称「カニすべらく回」が放送。

ぜひハンカチやティッシュを用意して臨んでもらいたい。

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(文/しらべぇ編集部・AKO

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