2018年に中国で記録的な大ヒットとなった宮廷時代劇『如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~』。「総製作費96億円、インターネット再生数165億回超え」という“規格外の数字”が話題になっているが、主演キャストのギャラも規格外! 驚くべきことに「25億円以上」といわれている。その天文学的な数字ゆえに、中国当局がドラマ界で高騰するスターのギャラ制限に動くきっかけにもなったというからさらに驚きだ。今回は、そんなビッグすぎる主演キャストから、脇を固める名優・若手俳優まで、本作で華やかな競演を見せている美男美女スターたちを紹介したい。

【動画】『如懿伝(にょいでん)』予告編

 2018年に中国で『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』と並ぶ異例の大ヒットとなった本作。中国4大女優の一人に数えられるジョウ・シュンをはじめ、人気と実力を兼ね備えたスターたちが顔を揃えた豪華なキャスティングが日本でも話題となった。

■ヒロインは中国を代表する国際的なセレブ女優!

 ヒロインの如懿役を演じるジョウ・シュンは、2000年、ロッテルダム国際映画祭グランプリ受賞作『ふたりの人魚』で一人二役を演じて各女優賞や新人賞に輝き、その後中国・香港・台湾の名だたる賞で主演女優賞を獲得、名女優へと成長した。2014年に結婚した夫は、『CSI:科学捜査班』『シカゴ P.D.』などのハリウッドドラマでも活躍する中国系アメリカ人俳優アーチー・カオ

 長年、シャネルのアンバサダーを務め、滝川クリステル、河瀬直美監督と同じくフランス文化省が運用する名誉勲章である芸術文化勲章シュヴァリエを受勲している、誰もが憧れるセレブ女優だ。

■皇帝・乾隆(けんりゅう)帝役は華流ブームを牽引してきた台湾スター!

 如懿とロマンスを繰り広げる乾隆帝を演じるのは、台湾出身の二枚目スター、ウォレス・フォ。彼は『STAR 摘星』(02)『イルカ湾の恋人』(03)などで人気者となり、台湾のアイドルドラマを代表するスターだった。

 そして、2005年の武侠ドラマ『天下第一』出演後は中国時代劇ドラマに数多く出演するようになり、近年は日本でも中国時代劇の“顔”というべき存在に。2016年には同じく中国で活躍してきた台湾女優ルビー・リンと互いにアラフォー結婚。ますます注目を浴びて常にパパラッチに狙われている人気スターだ。

■名作映画『ラストエンペラー』の2大女優も出演!

 乾隆帝の母親である皇太后を演じたのは米アカデミー賞9部門受賞のベルナルド・ベルトルッチ監督作『ラストエンペラー』が出世作となり、オリバー・ストーン監督の『天と地』にも出演したベテラン女優、ヴィヴィアン・ウー。

 また、同じく『ラストエンペラー』に出演し、伝説のTVシリーズ『ツイン・ピークス』で人気を博した大物女優ジョアン・チェンも登場。二人が『ラストエンペラー』以来、再び同じ皇帝の妃を演じ、ライバルとして火花散る競演を披露しているのも見逃せない。

■脇役まで主演級のスターが続々登場!

 如懿を守る二番手の男性キャラとして登場する凌雲徹(りょううんてつ)を演じるのは、中国の爽やかイケメン、ジン・チャオ。『2度目のロマンス』で彼の相手役を務めた台湾の有名女優チャンチュンニンも如懿の親友・海蘭(ハイラン)役で出演する。

 そのほか、『三国志 Secret of Three Kingdoms』のドン・ジエ、『となりのツンデレ王子』のウー・チェン、さらに中国No.1ヒット映画『流転の地球』や『晩媚と影~紅きロマンス~』のチュー・チューシアオら人気若手俳優たちも重要なキャラで登場。脇役まで主演級のスターが務める贅沢なキャスティングになっている。

 豪華キャストの共演が楽しめる『如懿伝(にょいでん)~紫禁城に散る宿命の王妃~』のDVD‐SET1とレンタル DVD Vol.1~6は、現在リリース中。12月3日(火)よりDVD‐SET2とレンタル DVD Vol.7~12がリリースされる。

ヒロイン・如懿役のジョウ・シュン(左)と皇帝・乾隆帝役のウォレス・フォ(右) (C)2018 New Classics International Media Limited All Rights Reserved