俳優の柳楽優弥が、都内のホールで自身5回目となるファンイベント「いちごいちえ」を開催。全国から集まったファンとの交流を楽しんだ他、来年2020年に30歳を迎えることを記念したアニバーサリーブック「やぎら本」(SDP)を発売することを発表した。

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2004年、第57回カンヌ国際映画祭にて、是枝裕和監督の映画「誰も知らない」で、当時14歳という若さでありながら、史上最年少・日本人初となる最優秀主演男優賞を受賞し、国内外で一躍脚光を浴びた柳楽。

以降も、蜷川幸雄演出「海辺のカフカ」(2012年)で舞台初主演。ハリウッド版の日本リメーク版として製作された映画「許されざる者」(2013年)では、ベテラン俳優陣と共にメーンキャストとして名を連ね、「誰も知らない」以来の海外映画祭参加。

他にも数多くの作品に出演し、ドラマ「ゆとりですがなにか」(2016年)では、第89回ザテレビジョンドラマアカデミー賞において最優秀助演男優賞も獲得した。

また、来年初夏公開、田中泯とW主演する映画「HOKUSAI」では世界的アーティスト葛飾北斎の青年期を演じることも決定している。

来年発売されるパーソナルブック「やぎら本」には、さまざまなシチュエーションで撮り収められた写真の他、ここでしか語られないパーソナルインタビューや、俳優人生においてゆかりある人たちとの対談も掲載予定となっている。

柳楽は「以前から、『写真集みたいなものは出ないんですか?』と、皆さんに言っていただいていたのですが、これまでそういった作品を1冊も出してきていなかったので、30歳という節目の年に、初めて作らせていただくことになりました」と、そのきっかけを告白。

ニューヨークに今年の頭に短期留学した時に撮ったり、台南でロケ撮影をしたり、自分の生まれ故郷でも撮れたり、ベッドサイドのシチュエーションで撮らせていただけたりといろんな撮影をさせていただきました」といくつか作品を紹介。

「また、(クエンティン・)タランティーノ監督との対談や是枝(裕和)監督との対談もじっくりと語らせていただいていて、盛りだくさんな内容になっていますので、ぜひ皆さんに見ていただけたらうれしいです」と、メッセージを寄せた。

そして今回大盛況に終わったイベントについて「なぜこのイベント『いちごいちえ』を始めたかというと、僕は12歳からこの業界に関わらせていただいていて、約20年近く俳優を続けさせていただいているのですが、やっぱりいい時もあれば悪い時もあるわけで。

そういう時に、日頃から応援してくださっているファンの方に感謝の気持ちを伝えられる機会をつくっておけばよかったなという気持ちになって、それがずっと心の中にあったんです。

こうして皆さんにお会いする機会をつくらせていただいて、いろんな作品に関わらせていただくことができているということを、今後も皆さんに直接お伝えできたらと思っていますので、このイベントは、毎年やっていきたいと思っています。

来年もまたお会いできたらうれしいです。本日はどうもありがとうございました」と、感謝の気持ちを語った。(ザテレビジョン

柳楽優弥がファンイベントを開催