ヘンダーソンが当時を回想 「彼を殺してやろうという覚悟もあったよ」

 リバプールイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(現バルセロナ)加入時の衝撃を回想している。リバプールで同僚となった当時、ヘンダーソンはスアレスに対して殺意すら覚えるほどの険悪な時期もあったという。英紙「デイリー・メール」が報じている。

 ヘンダーソンは2011年夏、21歳の時にサンダーランドからリバプールへ移籍。スティーブン・ジェラード氏の後を継ぎ、15-16シーズンからはチームのキャプテンにも就任した大黒柱だ。

 そんなヘンダーソンだが、リバプールで同僚となったスアレスの存在に鼻っ柱をへし折られたのだという。まだ若かったこともあり、スアレスの振る舞いに感情を乱すこともあり、当初は険悪な関係だったようだ。ヘンダーソンは元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏のポッドキャスト「The Greatest Game」で、当時のことを振り返った。

「僕は自分にできる最大限のことをやろうとトライしていた。フットボーラーになれば、批判や人々から疑問を持たれることも常にあった。当時、僕はまだ若手選手だった。トレーニング中、ルイスは僕が気に入らないことをいくつかした。僕はそのトレーニングで彼と同じチームにいるのに、十分な選手ではないんじゃないかと感じていた。(スアレスが)両腕を上げて、『なんなんだ、彼は何やっているんだ』と、まるで僕はそこにいるべきではないと言われているような感じだった」

 スアレスの振る舞いに「本当に傷ついた」というヘンダーソン。「彼が同じことを3度もやった。僕は感情を爆発させて、彼を殺してやろうという覚悟もあったよ」と衝撃の告白もしている。

 ただし、2人の険悪な関係はすぐに解消されたようで、「そこから僕とルイスはいい関係になった。次の試合では、僕が彼のゴールをお膳立てしたんだ」といさかいの後に良好な関係を築いたと語った。(Football ZONE web編集部)

かつて同僚だったルイス・スアレス(左)とジョーダン・ヘンダーソン【写真:Getty Images】