パイロット(MatusDuda/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

幼い少女に性交を強いたものの、その後もしつこくメッセージを送信。最低なことをしておきながら自分の評判に傷がつくことをひどく恐れ、被害者に対しあまりにも身勝手な要求を繰り返していたことが明らかになった。

■空港での逮捕騒動

今年9月7日のこと、英マンチェスター空港に着陸した飛行機から出てきたパイロット(28)が、待ち構えていた警官に身柄を確保された。

被害者の通報により13歳に満たない女児を強姦した容疑者となった男は署に連行され制服姿のままマグショットを撮られたが、当初は「知らない」「身に覚えはない」などと話し、必死に容疑を否認していたという。

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■評判を気にした男

この男は、2015年から2016年にかけてある少女を複数回暴行。しかし「事態が明るみにでればパイロットとしての仕事を失ってしまう」と心配し、被害者に宛てメッセージをたびたび送信するように。

そのなかで「あんなことをしたとバレたら評判に傷がついちまう」「君は未成年だから、他人に知られてしまったら俺はパイロットとしてのキャリアを失って刑務所に送られてしまうんだ」「どうか通報はしないで」などと書き、必死に口止めしていたことも判明した。

■男に下された判決

出廷した男はあくまでもしらを切り続けようとしたものの、少女が当局に提出してあった男からのメッセージが読み上げられるなり言い逃れができない状態に。

そこで「確かに僕は有罪です」「少女を強姦しました」と認め、11月8日刑務所に収監された。男に下されたのは懲役7年6ヶ月の実刑判決で、服役を終えてからも裁判所の命令に従わねばならないとも言い渡された。

■当局の声明

少女が強姦被害を受けてからすでに数年。

しかし勇気ある被害告白で男の逮捕に至ったことに警察は感謝すると同時に、「性的虐待の被害を明かすことは、子供にとっては本当につらいことです」「にもかかわらず少女が通報してくれたおかげで、他の子供たちがターゲットにならずにすみました」というコメントを発表している。

また当局は性的虐待被害者をサポートすべく訓練を受けた警官も揃っているとして、虐待被害者による通報を促した。被害を受け通報に至った少女の心のケアについても、しっかり検討しているに違いない。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

パイロットが少女を強姦 被害者の口封じを試みるも実刑判決