イギリスで体長とほぼ同じ長さの鉄の棒が身体に突き刺さるというアクシデントに見舞われた犬が、獣医の機転もあり一命を取り留めた。鉄の棒は犬の急所を外れて刺さっており、運も味方したようだ。『Newbury Today』などが伝えた。

ウェストバークシャーのエンボーンで今月初旬、飼い主と午後の散歩を楽しんでいたジャーマン・ワイアーヘアード・ポインターの“アンガス(Angus)”に悲劇が起こった。アンガスは道路脇の溝の中に飛び込んだ際に、溝の底から突き出ていた錆びた鉄の棒が身体に突き刺さり、ショック状態に陥ったのだ。

その後飼い主からの連絡を受けて、現場にドニントン・グローブ・獣医グループDonnington Grove Veterinary Group、以下DGVG)のウィル・ホッジ獣医ら2人が駆けつけた。

DGVGのルーシーメイプルベック獣医看護師は、アンガスの容態について次のように語った。

「ホッジ獣医はショック状態に陥ったアンガスを見て一刻を争うと判断し、すぐに手術ができるようDGVGに連絡してスタッフが準備を整えました。そもそも獣医が現場に向かうのは珍しいことですが、アンガスは血圧が下がり大量の水分補給が必要でした。鉄の棒がどれだけ長いのか、またどんな状態で刺さっているのかはその場ではわからなかったので搬送は慎重に行われました。」

レントゲン検査の後、開胸術で鉄の棒を摘出しましたが、手術は4時間にも及びました。また胸腔内の余分な空気や分泌液を体外に排出するために胸腔ドレナージを挿入しなければなりませんでした。」

「手術後はアンガスに強い鎮静剤を与え、集中治療室で24時間の監視が続けられました。飼い主はアンガスが心配で一日に2度は病院を訪れていましたが、8日間の入院後無事に退院することができました。術後は順調でアンガスは完全な回復が見込まれます。」

ルーシーさんによると、鉄の棒はアンガスの脇の下から突き刺さり、横隔膜を抜けて腹部に達していたという。これだけの大怪我にもかかわらずアンガスが助かったのは、鉄の棒が心臓や肺などの主要臓器を外れていたためだそうだ。

ちなみに今年5月にもインドで、180センチの鉄棒が身体を貫通した3歳児が、奇跡的に助かっていた。この男児も鉄棒が斜めに突き刺さり、急所を外れたことが不幸中の幸いだったようだ。

画像は『Fox News 2019年11月14日付「Dog miraculously survives spike impaling chest: ‘A complete freak accident’」(SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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