突然ワニに食いつかれ、必死に抵抗したものの死を意識せざるを得なくなった男性がいる。それでも幸運が重なり、男性はヘリコプターで病院へ。恐ろしい目に遭うも間一髪で救出された男性が記者会見に応じ、恐怖体験を明かした。
■ワニによる急襲
米フロリダ州で暮らすある男性(46)が、妻、そして成人した息子とともに狩りに出かけた。
現地につくと、息子はひとりで別の道へ。夫妻は七面鳥などを仕留めようと木々が多く狭い道を進むことにしたが、妻は夫より歩みが遅く、体長3メートル以上の巨大なワニが夫を狙っていることに気付かなかったという。
そしてある瞬間、ワニが男性を急襲し脚に食らいついた。あまりの衝撃に悲鳴をあげた男性は、あっという間に地面に叩きつけられたという。
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■命がけで抵抗
どうにかワニから逃れようと、男性はショットガンでワニの顔面を力任せに殴りつけた。
それでもワニは離れず男性は「撃つしかない」と決意。「脚に銃弾があたるかも」「でも死ぬよりは…」と考えたというが、発砲する寸前にワニはいきなり口を大きくあけ、その場から去って行ったという。
■死を覚悟
悲鳴を聞き驚いた妻が駆け付けると、男性は血を止めようと必死になっていたとのこと。妻もベルトを外し夫の脚に巻き付けるなり通報を試みたが電波はなかなか届かず、しばらくかけ続けた末にようやく通報に成功したという。
これを受けヘリコプターがすぐさま現地に向かったが上空から夫妻の場所を特定することは困難で、90分ものあいだ救助を待っていた男性は「このまま死ぬのか」と諦めかけた。
しかし妻は「死なせるものか」「誰かに気付いてもらいたい」との思いから、銃を手にして発砲。さらには「ギャー!」と絶叫し、救助が来ることを願った。
■運命の瞬間
たまたま近くで狩りをしていた男性が銃声と女性の絶叫を聞き、「ただごとではない」と確信した。ヘリコプターの音も聞こえたことから上を見上げると、ヘリの乗組員が手を振り夫妻が救助を待っている方向を指さしたという。
慌ててその方向に車で向かった男性が、夫妻を発見。ヘリコプターが着陸可能な場所まで車で夫妻を運んだおかげで、大出血していた男性は無事に病院に搬送された。
これがきっかけで、救助に貢献した男性と夫妻はとても親しくなったとのこと。今は「いつか一緒に狩りに行こうぜ」と話し合っているという。
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