腹痛(Klavdiya Volkova/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

幼い子供が性的に虐待され、妊娠にいたる事例が後を絶たない。このほどまさかの妊娠を報じられたのは、まだ10歳の女児。あまりにも幼いがすでに妊娠後期になっており、間もなく母親になるという。

■体調不良を訴えた女児

アルゼンチンの都市ポサーダスで暮らす女児(10)が「お腹が痛い」「背中にも痛みを感じる」と訴え、心配した母親が病院に連れて行った。

そこで女児を診察した医師団は女児の妊娠に気づいて大変驚き、詳しく検査をした後に「すでにお嬢さんは妊娠8ヶ月です」「あと1ヶ月ほどで赤ちゃんが生まれるはずです」と母子に伝えたという。

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■女児の告白

この診断を受けた女児は、「お兄ちゃんに無理やり変な事をされた」と告白。女児の兄は現在15歳で「妹に性交を強いた回数は一度だった」というが、その際に女児は兄の子を妊娠したとみられている。

しかし女児はまだ幼く性的な知識も乏しいがゆえに、兄に何をされているのか、自分の身に何が起きているのかなど、十分には理解できていなかったという。

また病院に女児を連れていった母親は息子と娘の間で起きたことに全く気付いていなかったといい、事実を知りひどいショックを受けたと伝えられた。

■家族のもとを去った兄

妹を強姦し妊娠させた兄は、未成年であることを理由に法的責任は問われないとのこと。

しかし妹を含む家族と暮らしていた家を出ざるを得なくなり、まずは問題を起こした子供たちが送られる施設へ移動。その後に親戚の家に身を寄せ、今はオバが保護者として世話をしているという。

■少女の今と産後の予定

妊娠していると知り驚いた女児は、母になる心の準備もできぬまま、年末にも赤ちゃんを出産する予定だ。しかし生活そのものは兄が去ったことで落ち着きつつあるといい、今は母親、そして残るきょうだいたちと静かに暮らしながら、出産に備えている。

また産後は女児の母親が赤ちゃんの養育権を得る予定で、母親がこの女児、その他の子供たち、女児が産む赤ちゃんを育てていくつもりだという。

よって産後には学校生活も再開できる見通しだが、兄の身勝手な行動ゆえに女児の運命は完全に狂ってしまった。10歳しか年の差がない赤ちゃんを産む小学生に、母性は芽生えるのか。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

10歳女児が妊娠8ヶ月 法的責任を問われなかった意外な相手とは