ポルトガル代表は17日、ユーロ2020予選グループB最終節でルクセンブルク代表と対戦し、2-0で勝利した。

ウクライナ代表がユーロ本選出場を決めたグループBの残り一枠を狙う2位のポルトガル(勝ち点14)が、4位ルクセンブルク(勝ち点4)のホームに乗り込んだ一戦。

この試合を勝利すればユーロ本選出場の決まるポルトガルは、14日に行われたリトアニア代表戦からスタメンを3人変更。パシエンシア、ネヴェス、マリオ・ルイに代えてアンドレシウバダニーロ、ラファエウ・ゲレイロをスタメンで起用した。

最前線にアンドレシウバを起用し2列目にピツッィ、ブルーノ・フェルナンデスベルナルド・シウバC・ロナウドを並べる[4-1-4-1]の布陣で臨んだポルトガルは9分、アンドレシウバのパスをボックス左で受けたC・ロナウドが切り返しで相手マークを外しシュート。しかし、これは相手GKのセーブに防がれた。

ホームチームのプレッシャーに苦戦するポルトガルは、ショートカウンターからピンチを迎える。24分、デビルのロングパスで右サイドを抜け出したトゥルペルのクロスにロドリゲスが飛び込むが、これは手前でフォンテがクリア。さらに直後のCKでは、ロドリゲスが際どいヘディングシュートを放ったが、わずかに枠の上に逸れた。

膠着状態が続く中、ついに試合が動く。ポルトガルは39分、中盤のベルナルド・シウバが相手DFの裏にロングパスを供給すると、これに反応したブルーノ・フェルナンデスが絶妙なトラップで収めると、ボックス手前からゴール右隅にシュートを突き刺した。

迎えた後半、先にチャンスを作ったのはリードするポルトガル。50分、ピッツィの左CKからフォンテがヘディングシュートを放ったが、これはわずかにゴール左に逸れた。

追加点を狙うポルトガルは、62分にピッツィを下げてモウティーニョを、71分にアンドレシウバを下げてジョッタを投入。すると78分、ペナルティアーク内でブルーノ・フェルナンデスが倒されFKを獲得。しかし、C・ロナウドのFKはゴール左に外れた。

それでもポルトガルは86分、ベルナルド・シウバの右クロスをゴール左前に走り込んだジョッタが胸トラップからシュート。これが相手GKの肩に当たるも、こぼれ球をC・ロナウドが押し込んだ。

その後、ポルトガルは90分にブルーノ・フェルナンデスを下げてネヴェスを投入し、試合をクローズ。前回王者ポルトガルが、連勝で最終節を飾り7大会連続8度目のユーロ本選出場を決めた。

グループB順位表
◎1.ウクライナ[20/8/13]
◎2.ポルトガル[17/8/16]
3.セルビア[14/8/0]
4.ルクセンブルク[4/8/-9]
5.リトアニア[1/8/-20]
※◎は本選出場決定

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