中国人の日本人に対するイメージは非常に多種多様だ。「内向的」、「融通が利かない」といったイメージのほか、「真面目」で「礼儀正しい」ゆえ、同じアジア人のなかに紛れ込んだ日本人は容易に見分けることが出来るという見方も存在している。

 では、実際の日本人は中国でどのように紹介されているのだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、「ごく一般的な日本人」とはどのような人びとかを紹介する記事を掲載し、「真面目で礼儀正しく、愛想がないように見えるが実は友好的」と伝えた。

 記事は日本の街角で撮影された様々な写真を通じて、ごく一般的な日本人の姿を紹介している。たとえば日本のタクシー運転手について「他国と異なっている点はドライバーがきちっとした身なりをしていて、非常に礼儀正しい」ことだと紹介。タクシー運転手だけが礼儀正しいわけではなく、日本人は「誰もが非常に礼儀正しいのだ」と強調した。

 また、先進国の日本は人々の生活は豊かであるものの「欧米人のように生活がのんびりしておらず、激しい社会的競争の中で大きなストレスを抱えている」と指摘し、街を歩く人のほとんどが、他人に無関心な表情をしていると指摘。それゆえ一部の中国人は「日本人は無愛想」だと誤認してしまうと論じた。

 一方で記事は「一見愛想がないように見える人でも、他人から助けを求められた場合には笑顔を見せるかもしれない」、「スーツに身を包んだビジネスパーソンも、仕事帰りに路上パフォーマンスをするかもしれないのが日本人であり、つまり日本人は一言で表現することが難しい人びと」と主張。だが、日本人は中国人にとっては意外かもしれないが「友好的である」と論じた。

 これに対して中国のネットユーザーからは、「仕事で多くの日本人に接する機会があるが、日本人の多くは笑顔で挨拶してくれる」という意見が寄せられ、多くの人から支持されていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

これが日本人だ「真面目で礼儀正しく、無愛想に見えるが実は友好的」=中国