どれだけ頭をひねってもアイデアが浮かばないし、ほかの人からのアドバイスも期待できない――そんな風に、行き詰まってしまった経験はありませんか?

そんな時は、自分の周囲にはメンター(良い助言者)がいないと絶望しがちです。

でもそれなら、自分自身がメンターになれば良いのです。

ポジティブとマイナスの両面で自分を見つめ直す

まずは、あなたの周囲で、同じようなことをしている人に目を向けましょう。うまく行っている人も、失敗している人もです。

そうした例をできるだけ多く見せてもらって、改善点を見いだしましょう。でも、実際に取り組んでいる本人に何かを言うわけではありません。「こうすればもっとうまくできる」というアドバイスを自分に向けるのです。

まずは、ポジティブな発想から。周囲の人を見ていて、ぜひ提案したい気の利いたアイデアや、向こうにあなたの考えを受け入れる気があるならアドバイスしたいことを、頭に思い浮かべてみてください。

既成概念にとらわれず、決まり切った既存のルーティンを改善し、周囲の人たちの成長や進化・成熟を促し、みんなを「輝かせる」アイデアを考えてみるのです。

次は、マイナス面に目を向けましょう。

あらゆる愚かなミス、つまずき、誤った先入観、さらには、エゴや目新しさ、派手な見かけに気を取られてベストな結果が得られなかったケースピックアップします。

自分自身のマニフェストを作る

そして、それぞれをリストに書き出します。それぞれの失敗(あるいは逃したチャンス)について、サブリスト、推論、関連する事例まで、書き加えていきましょう。こだわりすぎるのも良くありませんが、入念に書き記してください。ただし、リストの内容を記憶する必要はありません。

失敗例ではなく、成功例や良いアイデアを書き出すのも素晴らしいことで、常に習慣づけておくべきです。でも、逃したチャンスについても、きちんと書きとめておく必要があります。

こうしたリストを作る目的は、当然ながら、失敗した人にアドバイスをするためではなく、あなた自身が参考にするためです。

プロジェクトを立ち上げる際に、「マニフェスト」を掲げているのを見かけたことはありますか? メディアでは、こうした例はよくあります。

新たなサイトを立ち上げる際に、「このサイトで取り上げること、取り上げないこと」について、長い文章を載せる、といったものです。

Lifehackerでも、子育てをテーマにしたセクション「Offspring」を立ち上げた時、こうした文章を載せました。前段で説明した、改善案を書いたリストは、いわばあなた自身のためのマニフェストです。

公にする必要はありませんが、問題解決の際にはこれが頼りになります。これはいわば、あなた自身からのアドバイスを集めたリストなのです。

リストはやりたいことの方向性を見直すうえで役立つ

このリストは、自分以外の人からのアドバイスや知恵の代わりになるものではありませんが、あなたが価値を置くものや、自分が本当にワクワクするアイデア、自分のような人間がやるべきだと心から思っていることが何なのかを把握するためには、非常に優れた方法です。

このリストに書かれたことを実際に実践してみると、時間がかかりすぎるとか、欠点だと思っていたものが必要悪だったとか、すべてのことを完璧にはできないといったことに気づくでしょう。

それはそれでかまいません。あなたはプロのメンターではないのですから、間違うことだってあります。「周囲の人にこんな助言をして、恥をかくよりマシだった。ほかの人に迷惑をかけることなく、自分は教訓を得られたのだから」と、前向きに考えましょう。

また、ほかの人の答えを聞けば勉強になるでしょうし、自分へのアドバイスをまとめたリストの改善にも役立つかもしれません。

さらに、相手が自分と話し合ってくれることへの感謝の気持ちをきちんと示した上で、あなたが自分の考えを謙虚に述べれば、あなたの意見も、相手にとって有益なものになるかもしれません。

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Nick Douglas - Lifehacker US[原文