「赤ちゃんの歯が生えたあと、いつから歯磨き粉を使うの?」「そもそも歯磨き粉は必要なの?」など、気になる疑問や選ぶときのポイントをご紹介!また、知っておきたい赤ちゃんの歯磨き粉としてNGな商品や誤飲してしまったときの対処法もチェックしていきましょう。

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■赤ちゃんの歯磨き粉っていつから使っていいの?必要なの?
歯磨き粉はいつから使う?そもそも赤ちゃんに歯磨き粉が必要?そんな疑問の答えを見ていきましょう。

・赤ちゃんに歯磨き粉はいつから使っていいの?

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赤ちゃんの下の前歯が生え始めたら歯磨きを始めます。口の中に食べ物以外が入ることに慣れていない赤ちゃんにとって、歯磨きという行為は未知なる体験です。最初の歯磨きはすんなりいかなくて当たり前!この時期はまだ歯ブラシを無理に使用せず、食後や寝る前に濡れたガーゼなどで歯を拭くことでケアしてあげて大丈夫です。その後、上の前歯が生えてきたら歯ブラシに慣れていけるように練習していくと◎歯が生え始めたばかりの頃は、まだ歯磨き粉を使う必要はありません。赤ちゃんが、歯磨き粉を使い始める時期は、個人差がありますが、一般的には歯が生えそろう1歳半~2歳頃からといわれています。それは、うがいができるようになる目安でもあるようです。もし、上手にうがいができない場合でも、赤ちゃん用の歯磨き粉にはうがい不要のものもあるため、心配する必要はありません。




・そもそも赤ちゃんに歯磨き粉は必要なのでしょうか?

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歯の生え始めは比較的虫歯になりにくいですが、歯が生えそろってくると徐々に虫歯のリスクも高くなってきます。それに対応するのが歯磨き粉です。歯磨き粉の多くには虫歯予防の成分が配合されているので、赤ちゃんの大切な歯を虫歯から守ってくれるんです。うがいができるようになったら歯磨き粉を使うようにしましょう!

■赤ちゃんの歯磨き粉を選ぶときのポイントはなに?

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大切な子どもの歯を守ってくれる歯磨き粉。選ぶときのポイントはママにとって重要ですよね。ここでは、購入する際、チェックしたいポイントを見ていきましょう。

・うがい不要!飲み込み大丈夫な歯磨き
赤ちゃん用の歯磨き粉は、発泡剤や研磨剤などを使っていない商品が多く販売されています。中でも、ジェルタイプのものはうがい不要、飲み込んでもOKなやさしい成分を使っているものが多いのだそう。小さい子どもにとってうがいは大変な作業になるため、歯磨き粉に慣れる前はうがい不要のものを選んであげると良いですよ。

フッ素配合の歯磨き
フッ素という成分を聞いたことがあるママも多いのではないでしょうか?フッ素は、虫歯の原因となる菌の働きを弱め、虫歯を抑制してくれる効果があるのだそう。赤ちゃんの歯を健康に保つためには、フッ素入りの歯磨き粉を選んであげると良いですよ。

歯磨き粉デビューには味つきタイプを
歯磨き粉に慣れていない赤ちゃんにとって、味の問題は重要!今までおいしい離乳食を食べていたのに、いきなり辛い歯磨き粉が口に入ってきたとなると、歯磨きが嫌になってしまう可能性もあります。赤ちゃんの歯磨き粉には、フルーツなど甘い香味がついたものなど使いやすい工夫がされています。赤ちゃんの歯磨き粉デビューには、味も考慮すると良さそうですね。

■赤ちゃんにとってNGな商品はあるの?

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大人歯磨き粉と赤ちゃんの歯磨き粉を分ける理由はなんでしょうか?ここでは、赤ちゃんには使わない方が良い、NG商品についてご紹介します。

・研磨剤が入っているもの
研磨剤は、歯の汚れを落としたりする成分です。そのため、研磨剤には虫歯を予防する力はないと言われています。また、赤ちゃんの歯は大人の歯に比べて強度が弱く、研磨剤が入っていると歯を傷つけてしまう恐れも…。研磨剤を使用することにより、反対にバリア機能を低下させてしまうこともあるようです。赤ちゃんの間は研磨剤が入っていないものを選ぶことで、歯を守ってあげられますよ。

・発泡剤が入っているもの
歯磨き粉に使用されている発泡剤は、爽快感やすみずみまで泡がいきやすい特徴があります。簡単に泡立つため、少し磨いただけで”しっかり磨けた!”と錯覚してしまうこともあるよう。磨き残しができてしまうのを防ぐためにも発泡剤は不使用のものを選びたいですね。また、発泡剤は口の中で泡が出るため赤ちゃんにとっては不快に感じることも…。うがいも必須になってしまい、負担に感じる赤ちゃんも多いそうです。まだまだ歯磨き初心者に赤ちゃんには、うがい必須でないものを選んであげたいですね。

■誤飲してしまった場合はどうしたらいいの?

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歯磨きの最中に歯磨き粉を飲んでしまうという赤ちゃんもいるかと思いますが、少量なので心配する必要はありません。赤ちゃん用の歯磨きフルーティーな味のものが多く、気づいたら赤ちゃんが舐めていた!吸っていた!そんな場面に出くわすこともあるかもしれません。少量であればコップ1杯の水か牛乳を飲ませてみてください。大量に飲み込んでしまった場合は、念のため歯磨き粉を持って病院で受診してくださいね。

■赤ちゃんに安心なおすすめの歯磨き粉をチェック!

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赤ちゃんに使う歯磨き粉は、どんなものがあるのか気になりますよね。ここでは、ドラッグストアなど身近なお店で買えるおすすめ商品をご紹介します。




・赤ちゃんが嫌がりにくいジェルタイプ

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『pigeon(ピジョン)』の「親子で乳歯ケア ジェル状歯みがき」550円(税抜)は、フッ素配合で歯質を強化してくれる歯磨き粉です。研磨剤不使用、発泡剤無添加で、泡立たず丁寧にすみずみまで磨けます。パラペンフリー、無着色で成分は植物用原料を使用。味は3種類あり、キシリトールの自然な甘さ、いちご味、ぶどう味から選べます。




フッ素配合でしっかり虫歯ケア

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『LION(ライオン)』の「Check-Up kodomo(チェックアップコドモ)」250円(税抜)は、低発砲、低研磨、低香味のため、歯磨き粉に慣れていない赤ちゃんでも使用できます。フッ素配合で歯の再石灰化を促進してくれ、虫歯予防にも◎口のすみずみまで広がりやすいソフトペーストで、赤ちゃんにも使いやすくなっているそうです。味は、ストロベリー、アップル、グレープの3種類から選べます。




フッ素とキシリトール配合

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『Combi(コンビ)』の「テテオ 歯みがきサポート 新習慣ジェル」380円(税抜)は、グレープ、オレンジ、ストロベリーフルーツ味とさわやかプチミント味の全4種類。歯質を強化する薬用成分フッ素とキシリトールを配合しています。もう少し大きくなると、乳歯から永久歯に移行する期間に使える歯磨き粉も『花王』やライオンなどから販売されています。大人用歯磨き粉までの移行用として使うママさんも多いようですよ。

■赤ちゃんの歯磨きについてママの疑問を解決
赤ちゃんの歯磨きは、いつの時代もママの頭を悩ませます。ここでは、多くのママが抱える歯磨きについてのQ&Aをご紹介します。

歯磨きを嫌がるときはどうしたら良い?
まだまだ慣れない歯磨きに苦戦するママも多いですよね。歯磨きが嫌な理由はいくつか考えられます。例えば、口の中に歯ブラシが入るのが気持ち悪かったり、ずっと口を開けることが苦手だったりするようです。無理に歯磨きをさせると、ますます嫌な気持ちになってしまうことも…。歯磨き粉の味を甘いものに変えたり、ガーゼ磨きに戻したりして焦らず歯磨きを進めていきましょう。歯磨きを怖いものと印象づけないためにも、楽しく乗り越えることが良いですよ。

・大人用の歯磨き粉への切り替えタイミングはいつ?
赤ちゃん用の歯磨き粉に慣れてきて、子どもが大きくなってくると気になるのが歯磨き粉の切り替えタイミングです。赤ちゃん用の次にいきなり大人用に移行すると、ミントが辛かったり研磨剤が入っていたりで負担になることも…。幼児用の歯磨き粉に切り替えてあげて、生え変わりの時期の歯を守ってあげましょう。歯が生え変わり永久歯がそろってくると、大人用に切り替えることもあるようです。小学生の間は辛いと感じる子どももいるため、子どものペースに合わせてあげると良いですよ。

・仕上げ磨きが大変!いつ磨くのが一番効果的なの?
ママは毎日大忙し。歯磨きは大切だとわかってはいても、仕上げ磨きに時間を割くのが大変…。と、感じているママは大勢います。しかし、仕上げ磨きは磨き残しを防ぐためにも必須です。寝ている間に口の中の雑菌が増えるため、口の中が汚れたまま眠るのはタブー。一番気をつけたいのは、おやすみ前の歯磨きなのだそう。夕食後やおやすみ前には仕上げ磨きを日課にすると良いですよ。


■赤ちゃんの歯磨き粉は安心なものを使ってしっかり虫歯予防しましょう!

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赤ちゃんの歯を健康に保つためには、歯磨きは必須です。中でも、毎日赤ちゃんに使う歯磨き粉は安心、安全なものを使いたいですよね!選ぶときのポイントやしっかりと成分をチェックして、子どもに合った歯磨き粉を選んでみてくださいね。
(mamagirl
掲載:M-ON! Press