女優の葵わかなが18日、都内で開催された映画『キャッツ』日本語吹替え版制作発表会に出席。主人公に声を吹き込む葵は、「私自身、とってもネコが大好きなので。そういう意味でも、この作品に関われて本当に幸せです」と出演の喜びを語ったほか、自分にとっての「一生で一番のチャンス」を振り返った。

【写真】白のワンピースで透き通るようなかわいさの葵わかな

 同名ミュージカルを映像化した本作は、主人公ヴィクトリア(吹き替え:葵)をはじめとする個性豊かな猫たちが織りなす感動のドラマを描く。この日は猫たちのリーダーであるマンカストラップ役の山崎育三郎、名曲「メモリー」を歌うグリザベラ役の高橋あず美、ふくよかでお金持ちなバストファージョーンズ役のロバート秋山竜次、マジックが得意だが気弱なミストフェリーズ役の森崎ウィン、働きもので鉄道を愛するスキンブルシャンクス役の大貫勇輔、猫たちの偉大な長老オールドデュトロノミー役の大竹しのぶ、そして蔦谷好位置(つたや・こういち 日本語吹替え版音楽プロデューサー)も出席した。

 テイラー・スウィフトアンドリュー・ロイド=ウェバーが映画のために書き下ろした「Beautiful Ghosts」も歌唱する葵は、自身の役柄について「美しい、若い白猫という役なんですが、このヴィクトリアを通して、見ているお客様を『キャッツ』の世界に誘えるような、皆さんがフィルターとして見れるようなキャラクターになるように、これから精一杯演じていきたいなと思います」とコメント。初の吹き替えに挑むことになるが「すごく緊張した気持ちもあったんですが、本当に素敵な楽曲と、映画版でオリジナルで作られた曲とがあるので。この曲を自分の声で歌えるのかと思うと、本当にうれしく思いました」と白い歯を見せた。

 その後、物語のテーマにちなみ、自身にとっての「一生で一番のチャンス」を聞かれると、葵は今年に初めて出演したミュージカルに言及。出演を悩んだものの、朝ドラと並行してボイストレーニングを行っていたことを振り返り「(オーディションを)時を経て受けることがあって。舞台でその役で立つことができて」と回想。同作の映像が『キャッツ』のキャスティング担当に送られたことを明かし「昨年、受けることに決めた自分を、本当に励ましたいなと、今思います」と頬を緩めていた。

 映画『キャッツ』は2020年1月24日に全国公開。

映画『キャッツ』日本語吹替え版制作発表会に登場した葵わかな  クランクイン!