忘れている人が多い!見えないからこそ頭皮ケア
忘れている人が多い!見えないからこそ頭皮ケア

『みなさんは顔や足、腕などのケアは何を行っていますか?』と聞かれれば、自分が普段行っているケアの方法や使っているものを答える方は多いのでしょう。

しかし、『頭皮のケアは何を行っていますか?』と聞かれると、しっかり答えられる方は多くはないはずです。

そこで今回は、私たちが忘れてしまいがちな頭皮とそのケアについてご紹介します。

頭皮は見えないからやっかいなのです

・ストレスや疲労で硬くなった頭皮

・皮脂やスタイリング剤などが取り切れていない頭皮

・血行不良で弾力を失い老化した頭皮

これらを放っておけば、頭皮の質はどんどん悪化し、「抜け毛」や「毛周期の乱れ」だけでなく「お顔のたるみ」「ほうれい線の進行」をも早めてしまいます。

お肌のケア、爪のケア、これらを怠る人はいないのに、おざなりになりがちなのが頭皮ケア・・・

それはいったい何故なのでしょうか?

ずばりそれは「頭皮は見えない」からです。

見えない頭皮を気にする事からアンチエイジングは始まるのです。

弾力があり、清潔で健康な頭皮の準備を整えてから、正しい商品やマッサージ法を取り入れる、これが正しい順番なのです。

頭皮ケアをせずに高価な商品を使い続けることや、様々なサロンを渡り歩くジプシー達。

これらはまさに、栄養分を失った土に次々と新しい種を蒔いているのと一緒なのです。

頭皮の仕組み、大切さ

頭皮の質

頭皮には約十万本の皮脂腺があり、身体の中でとても汚れやすい場所です。

現代の都市型生活によるストレスは内臓機能に異常をきたし、最初に頭皮と髪に影響を及ぼします。

また頭皮は皮下に筋肉がないため動かない部位であり、身体の最上部に位置するため、血流が悪くなりがちです。

そして、髪に悪影響を与えます。

一体、頭皮はどのような仕組なのでしょうか。

髪は毛根にある毛球部で活発に細胞分裂を行い成長していきます。

髪を作りだす毛母細胞は活動が活発な細胞なので、多量の栄養を必要とします。

その為、髪の成長には頭皮の血行を促すことが大切です。

頭皮の大切さとケアを忘れてしまいがちな理由が分かったところで、さらに頭皮に注目して、あまりイメージできないかもしれない頭皮の毛穴についてご説明します。

頭皮の毛穴とは

人間の体には無数の毛穴が存在します。そんな中でも非常に毛の密度が高いのが頭髪です。

毛の密度が濃いということは、それだけ毛の付近に存在する皮脂腺の分泌も多いということになります。

例えば夏場などは、腕や足よりも頭に汗をかくケースの方が多いでしょう。

それは皮脂腺の分泌が活発になっていることと、毛母細胞が無数にあり、熱が溜まりやすいということが挙げられます。

それだけ毛穴に皮脂が流れ込んでしまうリスクが、他の部位よりも高いというわけです。

これは汗をかきやすい夏場だけ意識するのではなく、乾燥しやすい冬場もケアが必要です。

つまりほぼ一年中、頭皮ケアは気をつけておく必要があるというわけです。

皮脂は毛穴が大きいほど分泌量も多くなり汗をかきやすくなります。

例えば、毛穴の大きい部位としては鼻が有名です。

皮脂の分泌が多くなるところで、汗をかきやすいということを実感している方も多いでしょう。

このように毛穴が多くあるところや、毛穴が大きく開いているところは、皮脂の分泌がそれだけ激しくなります。

肌の毛穴ケアとの頭皮の毛穴の違いについて

肌と頭皮の毛穴ケア
肌の毛穴ケアとの頭皮の毛穴の違いは大きな解釈としては、そこまで違いはありません。

どちらも毛穴に詰まっている皮脂は同じ成分ですし、洗浄する方法も同じ対策が必要です。

毛穴付近の頭皮をしっかりと温め、皮脂が浮かび上がるようにクレンジングしていくことが大切です。

クレンジングすることで皮脂や頭皮に浮かぶ酸化したタンパク質を溶解し、洗い落とすことができます。

ただ、頭皮の場合は髪の毛への影響が懸念されますので、あまり洗浄力の強い成分を含んだ物は使用しない方が良いでしょう。

頭皮の毛穴の方が外気に触れる機会が少ないため、汚れが付きにくいというメリットがあります。

実際にニキビや炎症が起こってしまうのは、頭皮よりも他の部位の方が圧倒的に多いことからも分かるでしょう。

そういった理由も考慮し、頭皮の場合はそこまで皮脂を洗い落とすということに執着する必要はありません。

逆に顔などの肌の場合は化粧をするケースもあるでしょうから、クレンジングや洗浄力の強い成分を取り入れてケアしていく必要があります。

また、頭皮ケアをしていく上で、抗酸化作用のあるグリチルリチン酸2Kなどの成分が配合された育毛シャンプーや、化粧水などを使って毛穴をケアしていくことが大切です。

具体的なケアとして、クリームバスをご紹介します。

クリームバスとは?

クリームバスと頭皮の関係
クリームバス」はバリエステの一種であり、17世紀からジャワ王室で女性の髪の美しさを保つために行われていました。

バリエステのルーツは5000年の歴史を誇るインド伝統の学問「アーユルヴェーダ」にあります。

心と体、行動や環境も含めた全体の調和が健康にとって重要とされています。

病気になってから治すことより、治りにくい身体を作り、健康を維持する予防医学の考え方によって成り立っています。

18世紀頃からはバリ島は「地上の楽園」と囁かれ、多くの欧米人が訪れ、バリエステはヨーロッパの技法や感性にも影響を受けて現在のスタイルへ発展していきました。

クリームバスが頭皮になぜいいのか?

クリームバスは、シャンプーで落しきれなかった頭皮の汚れを浮き立たせ落とし、皮脂の酸化による痒み、フケ、抜け毛、細毛を防ぎます。

また、頭皮のツボとリンパを刺激することで、極上のリラックス気分を味わえます。

さらに、頭皮とつながっているお顔のリフトアップにも効果が期待できます。

髪の毛を健康に保つにはまず、髪の毛の生えている所でもある頭皮に着目し、早めにケアを行うことが大切です。

お肌にかける時間と同じくらい頭皮ケアにも時間をかけてみてください。

早めのケアで頭皮環境を整えて、抜け毛や薄毛、顔のたるみなどを防ぎましょう!

抜け毛や薄毛の原因について