愛媛県今治市(市長 菅良二)と、今治タオル工業組合(愛媛県今治市 理事長 井上裕基)により推進されるジャパンブランド「今治タオル」は、緑豊かな郷土づくりを目指すために、市と企業の2者協定を交わし、森林づくりCSR活動「今治タオルと水の森」をスタートします。

■協定締結の背景

今治タオルづくりに欠かせない豊富な軟水を生み出してくれる蒼社川。その源である高縄半島の森を大切にしたいという今治タオル工業組合の思いがきっかけで、この森林づくりCSR活動「今治タオルと水の森」はスタートします。高齢化による人手不足が原因で荒廃する森林を健全な状態に保ち、緑豊かな郷土づくりを目指すため、今治市と今治タオル工業組合が2者協定を交わし活動していきます。
豊かな森は、保水力から「緑のダム」とも言われており、洪水を緩和(洪水軽減)し、水資源を貯留(渇水緩和)する水源涵養機能があります。その森に浄化された水は、今治平野の農作物や瀬戸内海の魚を豊かにする根源であり、今治タオル産業の発展にも繋がります。そんな素晴らしい自然の循環を、未来永劫に渡り、守っていきたいと考えています。
活動イメージ

■「今治タオルと水の森」概要     
所在地:今治市玉川町龍岡下能智
面積:48.43ha

■活動の主な内容
具体的な活動として下記を実施予定です。
・期間:5年間(6年目以降1年更新)
活動イメージ
・協賛金:年間100万円
・プロによる森林整備事業
(地拵え作業、下刈作業、 間伐・除伐(すて伐り・掃除伐)作業、
 森林作業道整備作業
・組合員およびその家族によるボランティア活動
(植樹(植林)作業 、下刈作業、枝打ち(枝落し)作業
除伐(すて伐り・掃除伐)作業、林内歩道整備作業、
竹林整備作業 、木工体験、体験学習等による情操教育

■組合員及びその家族によるボランティア活動
第1回のボランティア活動を令和2年4月末~5月中旬ごろに、「今治タオルと水の森」にて実施予定です。
シンボルツリー記念植樹や、植林体験、体験学習等による情操教育を予定しています。

■締結式開催
本締結式を、2019年11月27日(水)10時30分より、今治市役所本館2階 庁議室にて開催致します。

■各コメント
【菅良二 今治市長コメント】
今治市は、これまで120年もの間、地場産業である今治タオルに支えられてきました。この度、今治タオル工業組合より、市有林での「企業の森づくり活動」についてご支援のお話をいただき、大変有り難く、また心強く感じております。これからも共に森林の持つ公益的機能をより高度に発揮する森林を守り育てていきたいと思います。

【今治タオル工業組合 井上理事長コメント】
今治タオル産地の今日があるのは蒼社川の豊かな水のおかげといっても過言ではありません。そしてその豊かな水を育んでいるのが高縄半島の森林です。この森林を未来へ繋いでいくことは我々の使命であると考え、組合員が一丸となって「今治タオルと水の森」を守り育てていきます。また、組合員とその家族で実施するボランティア活動を通じて、社会貢献の大切さを学ぶと共に日本人特有の自然観や美意識、豊かな感性を育み、将来のタオルものづくりを担う人財育成にも繋げます。

■今治タオル工業組合 概要
代表者:理事長 井上 裕基
住所:〒794-0033愛媛県今治市東門町5丁目14番3号
TEL:0898-32-7000
URL:http://www.itia.or.jp
設立年月日: 昭和27年11月1日
組合員:104社
出資金:119,058千円
事業内容:タオル製造業に関する指導及び教育、タオル製造業に関する情報又は資料の収集及び提供、タオル製造業に関する調査研究、組合員のために行う組合ブランド推進事業、 共同購買事業、共同金融事業他

配信元企業:今治タオル工業組合

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