従業員に迷惑をかけるのは上司だけではありません。部下の中にも、ブラックな従業員はいます。上司の中には、部下の振る舞いに苦しめられている人もいます。

そこで今回は、ブラックな部下の特徴を紹介しつつ、部下に苦しめられた上司がとった行動を見てみましょう。

ブラックな部下に苦しめられる上司

ブラックな部下から、3つのことをされてしまいます。

理由もなく反抗する

「この仕事をしたくないから上司がやってください」、「この従業員のことが嫌いなので別のメンバーとチームを組ませてください」と、業務上の理由ではなく感情に任せて反抗するパターンです。

部下の中には、嫌いな従業員と一緒の部署で働くのが嫌といって、無断欠勤をする人もいます。上司が注意すれば良い内容に思えますが、部下から「パワハラ」と言われるのではないかと怯えている人も存在するため、全ての上司が注意できる状況ではないのです。

自己主張が強い

自分の感情に任せて、上司とけんか腰で接するパターンです。上司がなだめても、自己主張が止まらない部下もいます。

このパターンの場合、周囲のことが見えていない確率が高いです。上司の中には、部下の感情を抑えつける人もいますが、結果、部下との関係性がこじれてしまうのです。

感情的な理由で、上司の悪い噂を流す

事実無根の噂を流して、困らせる部下もいます。「セクハラの事実がないのにセクハラされた」「自分がミスをしたのに上司がしつこく注意してきた」と上司に落ち度がないのに、上司を悪者にするパターンです。

嘘の情報でも、会社によっては事態を申告に受け止めて、降格や左遷に遭う上司もいます。相談された人の中には、部下の肩を持って上司を部署から追い出すケースもあります。

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部下から苦しめられた上司が2つの策を取ろうとした

上司は我慢していましたが、しばらく経ってから限界がやって来ました。そこで、上司は2つの策を取ることにしたのです。

総務部への相談

上司は部下との関係性、部下の仕事状況などを、総務部の担当者へ包み隠さず話しました。さらに、総務部の担当者が上司と部下が話し合いをする機会を設けて、社内での解決を図ることに…。しかし、話し合いをしても解決しませんでした。

転職

解決しないと思った上司は、転職活動を開始します。しかし、上司は40代中盤。専門的なスキルもなかったため、転職先は決まりませんでした。書類選考を通過した企業数も、わずか3社ほど。次第に転職への意欲がなくなり、今の会社で働き続けざるを得ませんでした。

結局、上司は部下に歩み寄ることを選んだ

今の職場で働くことを決めた上司は、部下へ歩み寄ることを選びました。しかし、部下との仲がこじれているため、上司から話しただけでは解決しません。そこで、2つの行動を取ることにしました。

趣味の話をする

仕事の話を減らして、趣味の話を増やしました。部下が、どのような趣味を持っているか同僚から聞いて、上司が勉強することに…。勉強した結果、部下との話が盛り上がるようになり、プライベートも一緒に楽しめる関係になりました。

食事に誘う

次に取った行動が、昼休みに食事へ誘うことでした。今までは、お互い1人で食事をとっていましたが、上司から食事へ誘うことを決めます。はじめの頃は、趣味の話で盛り上がっていたものの、その内、部下から仕事の相談をされる機会が増えました。

上記の内容2つを意識した結果、上司と部下の関係性は良くなったのです。相当な努力が必要だったものの、上司が行動をしたからこそ、解決できた事例といえます。

まとめ

人間なので、上司と部下がぶつかることはあります。しかし、上司と部下の関係性や接し方を意識することで、部下とギクシャクしなくなるかもしれません。

社内の人間関係で困っている人は、部下との接し方を考えて、自分の行動をどう取ったら良いか考えてみては、いかがでしょう。