この記事は「広報ぎふ 2019年11月15日号『「幼児教育セミナー」録画映像をYouTubeで公開』」を紹介し、コメントしたものです。
岐阜県岐阜市の広報紙『広報ぎふ 2019年11月15日号』に興味深い記事を見つけました。「『幼児教育セミナー』録画映像をYouTubeで公開」というものです。
「幼児教育セミナー」は、私が幼児を育てていた十数年前から、自治体などでよく開催されていました。また私の住んでいる区は、こうした子育て関連のイベントでは、必ず「預かり保育」も用意されていて、参加しやすく工夫もされていました。しかし我が子は人見知りが激しく、大泣きをしてしまうため、30分もたたないうちに「預かり保育」の係の方に呼び戻される…という事態に。何度かトライしたものの毎回そんな状態ですから、私はイベントに参加することをすっかりあきらめてしまいました。
それが、今や「録画映像をYouTubeで公開」とは！ これは仕事やいろいろな都合で、当日会場に行くことができない多くの保護者にとって朗報に違いありません。なにしろ、好きな時に好きな場所で、話を聞くことができるのですから。
私の母などは、「子育ては自然にできるもの」と考えていました。しかし少子化が進み、兄弟姉妹どころか、周囲に子どもという存在自体が少なくなった昨今。初めて日常的に接する子どもが我が子…というケースも珍しくなくなっているのですから、今後ますます子育てを「学びたい」という人は増えてくるに違いありません。そうした一方で、仕事を持つ保護者も多く、昼間のセミナーに出ることは難しくなっています。孫を預かることになった祖父母が、時代とともに変化した育児方法に戸惑っているという話も聞きます。
こうした「幼児セミナー」へのニーズにどう応えていくか考えた時、岐阜市の出した答えが「録画映像をYouTubeで公開」だったのでしょう。ありがたいことに、このYouTube、住んでいる地域に関わらず見ることもできます。各分野から素晴らしい講師陣がラインナップされていますので、興味のある方は、ご視聴されることをお勧めします。
（参照）岐阜市幼児教育課HP
- ［筆者］「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事 あんびるえつこ
- ［参考］広報ぎふ 2019年11月15日号
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