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 家の鍵を忘れて夜遅く帰ってたら、家族が戸締りをした後だった。人間界ではありがちな事案だが、犬界でもまれにあるようだ。

 ある一家の飼い犬が、外で遊んでいるうちにすっかり日が暮れてしまったのか、家族のもとへと戻ってきたのは日付が変わった夜中の2時過ぎだった。

 就寝していた一家は、飼い犬を締め出してしまったことに全く気付いていなかったが、その犬は賢かった。家の前で吠えたらご近所に不審がられてしまう。

 そこで人間じみたある行動に出て夜中の帰宅を家族に知らせたのだ。

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Dog Rings Doorbell After Getting Locked Out

真夜中2時過ぎに帰宅した犬の機転

 ジョージアマクドノウに住むロバートフォックスさんとアンジェリアさん一家は、チカ(Chika)というラブラドール・レトリバーミックスを飼っている。10月28日の夜、チカが家にいないことに気付かずに、戸締りをして寝てしまった。

 その日チカは、どこかでたっぷりと遊んでいたのだろう。フォックスさん一家のもとに戻ってきたのは、日付が変わった29日の午前2時18分だった。

 真っ暗な中、自宅に帰ってきたチカは、自分が締め出されてしまったことに気付いたようだ。

 しかしチカは賢い犬なのだ。吠えるでもなく、途方に暮れるでもなく、すぐにドアに近付いていった。

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ドアベルを鳴らす犬。そしてもう一度


 フォックスさんの玄関には、スマートドアベルが設置されてあり、玄関先の映像をカメラで確認することができる。

 ドアに近付いたチカは、ドアベルカメラの匂いを嗅ぐと、鼻を使ってベルを押した。

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 すると家の中にチャイムが鳴り響いた。チカは飼い主がドアを開けてくれるのを待つかのように、数歩下がってポーチのところからドアを見つながら待つ。

 しかし、辛抱強く待ってもドアが開かない。

 映像では、遠くで聞こえた物音に反応したのか、チカが一旦ポーチを離れる様子が映し出されている。ならばもう一度...

 再びドアの前に来たチカは、今度は前足でドアベルを鳴らした。

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2度目のベルで飼い主が気が付く、映像に大笑い


 2度目のベルの音に目を覚ましたアンジェリアさんは、眠っているロバートさんを起こした。アンジェリアさんは不審者が外にいると勘違いしたようだ。

 後の取材で、ロバートさんはこのように話している。

深い眠りに落ちていたのですが、妻に起こされ「誰かが玄関にいる」と言われたのです。私は半ズボンを履いて、寝室から銃を掴んで玄関に行こうとしました。

すると、妻がリングカメラの映像を見て「チカだわ」と言ったのです。それで私は、寝室に戻って銃をしまい、玄関先で待っているチカを中に入れてやりました。


教えたわけでもないのにベルを鳴らすことを思いついた犬

 一家によると、チカがこのようにドアベルを鳴らしたのは初めてだったという。もとより、これほどチカの帰宅が遅かったのも、もしかしたら初めてのことだったのかもしれない。

 一度だけなら偶然とも取れるが、二度ベルを鳴らし家族に帰宅を知らせたチカは、自分のしていることを十分理解していたようだ。

 チカの映像を見た一家は、その後は笑いが止まらなかったという。

 SNSでシェアされたチカの映像には、次のようなコメントが寄せられている。

・人間より賢いかも!

・うちの犬もドアを叩くよ。

・眠る前に犬がいるか確認しなきゃ。

・ベルを鳴らして、ちゃんと数歩下がってじっと待っている姿がキュートすぎる!

・これってチャイム鳴らすと人が出てくるって理解しているってことだよね? めっちゃ賢いね!

・吠えずにベルを鳴らすっていうのが賢い!!


References:UNILADなど / written by Scarlet / edited by parumo 全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52284726.html
 

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