QUEEN SUPER FIREWORKS~夜空のラプソディ~」が、11月16日に千葉・浦安市総合公園で開催された。

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同イベントは、大阪・舞洲スポーツアイランド太陽の広場で第1回公演が行われ、2回目の会場となった浦安市総合公園には2万7500人の観客が集まった。

QUEEN公認で、日本でのみ開催を許されたこの花火大会には「現代の名工」と称される野村陽一氏をはじめ、花火競技会で数多くの受賞歴を誇る花火師たちが参加。当日は好天に恵まれ、昼3時の開場時から多くの観客が会場へ詰め掛けた。

開演まではQUEENのPVや西武球場LIVE映像、また、映画「ボヘミアン・ラプソディ」のライブエイドの演奏シーンが上映された。

イベントの開始時刻の夜6時半には、大阪公演同様に、年間100を超える花火大会を見ることから「日本一花火を観る男」の称号を持つデビッド烏丸氏による、日本花火が誇る「芸術玉」の解説がスタート。

■ ついに花火が打ち上がる

そして、本編開演は「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」から。事前に告知されていた通り、大阪会場とは異なるセットリストで、しかも大ヒット曲から始まるという粋な演出に、観客はいきなりヒートアップ

1989年のヒット曲「アイ・ウォント・イット・オール」、1976年のヒット曲「愛にすべてを」と続く。

大阪会場とは座席配置(浦安の方が横に長い)が違うことが考慮されているのだろう、展開幅1000メートルに及ぶ斜め打ちの花火が咲き乱れ、同じ楽曲でも大阪とは違った演出がなされた。

次々と繰り広げられるQUEENサウンドと花火のマリアージュに会場は大盛り上がり。中盤の「RADIO GA GA」と「ハマー・トゥ・フォール」ではLIVE音源が使用され、まるで野外フェスにいるかのような雰囲気に。

■ 「ショウ・マスト・ゴー・オン」からの「ボヘミアン・ラプソディ

そして終盤。今回の「QUEEN SUPER FIREWORKS」のハイライトの一つと言える「ショウ・マスト・ゴー・オン」では視界すべてが花火で埋め尽くされ、見る者を圧倒。あまりの壮大さに観客たちもあぜんとした。

そこに間髪入れず届いたラストナンバーは「ボヘミアン・ラプソディ」だった。

楽曲と見事にシンクロした花火は、エンディングの余韻とともに冠柳(かむろやなぎ、花火の一種)で終了。約1時間にわたり1万3千発の花火が東京湾を華やかに彩った。

観客からは「こんなすごい花火は今まで見たことがなかった。QUEENの曲も花火にぴったりで、自分の花火に対する印象が大きく変わった。また観たい」「これはすごい。他の花火大会とは比べ物にならない。まったく新しい花火ですよ。フレディも驚いてると思う」といった、感嘆の声が上がっていた。

なお、同イベントは11月30日(土)の宮崎・みやざき臨海公園 多目的芝広場が最終公演となる。(ザテレビジョン

「QUEEN SUPER FIREWORKS~夜空のラプソディ~」が開催された