【この記事の動画を見る】

ロシア連邦のひとつタタールスタン共和国に住む29歳の母親が、SNSに投稿した動画が物議を醸している。動画では6歳の息子が時速130キロのスピードで車を運転しており、母親は「運転が上手な息子を誇りに思う」とコメントしているのだ。『Metro』『The Sun』などが伝えた。

6歳の男児が時速130キロのスピードで運転している動画が撮影されたのは、タタールスタン共和国にある制限速度120キロの高速道路だ。男児が運転するのは韓国大手自動車メーカーの「ヒュンダイソラリス」で、道路上に他の車は見当たらないが、ハザードランプがオンになっているのが確認できる。

この動画をSNSに投稿したのは、9か月から9歳までの4人の子供を持つアジャイナ・アルティエンバエヴァ(Agina Altynbayeva、29)で、「ハッピーな息子。私は自分が望むように生きる」と挑戦的なコメントを添えていた。

しかしSNSにはこの危険な行為を猛烈に批判するユーザーが相次ぎ、アジャイナは次のように反論した。

「息子に運転をさせたことを後悔などしてないわ。私は全てに対し、落ち着いて行動しているの。あなたたちのつまらないコメントなんて必要ないわ。これは私の人生だし、あなたたちにとやかく言われる筋合いはない。」

「私は子供たちが上手に運転できることを誇りに思っているの。子供たちには射撃も教えているわ。あの子たちには父親がいないから、こういう教育は私から子供たちへのせめてもの罪滅ぼしなのよ。」

「私は子供たちとこうやって過ごす一瞬一瞬が大好きなの。母親でいることもね。」

そしてあるユーザーが当局に通報するとコメントすると、「法律があるのは知ってるわよ。でも子供が運転することはダメって書いてないでしょう。私のやることは正しいの。もし私のやることが気に入らないんだったら、それはあなたの問題よ」とやり返し、全く聞く耳を持たない様子であった。

『The Sun』によると、アジャイナは過去にも乳児を膝に乗せたまま運転する様子をSNSに投稿して非難を浴びており、今回の件では警察や児童保護サービスがすでに調査に乗り出しているとのことだ。地元メディアは運転していた6歳の男児が夏に目の手術を受けていたことも明かしており、このニュースには「母親の行為はあまりにも自己中心的」「ペダルに足が届かないはず。この子は誰かの膝に座ってハンドルを握っているだけなのでは?」「母親は何を考えているのか」「危険すぎる」「子供がかわいそう」といったコメントがあがっている。

画像は『The Sun 2019年11月18日付「‘I REGRET NOTHING’ Mum films boy, 6, speeding down motorway at 80mph and says she’s ‘proud’ he can drive so well」(Credit: East2west News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

海外セレブ・芸能のオンリーワンニュースならテックインサイト