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起業家だったら今気になってるトピックはこれ。

WeWorks投資による赤字の顛末と、ソフトバンクグループ孫正義会長兼社長がこれからどうこの赤字を回復させるのか。さあさあ孫さん、この窮地をどう乗り切るか。注目していますよ。米ギズモードTom McKayの報告です。

ソフトバンクグループ孫正義会長兼社長は、「真っ赤っかの大赤字」と先日の中間決算報告で大きな赤字に転落したことを正直に報告しました。WeWork投資の失敗を認めた形です。

過去数ヶ月、見識に富んだテック企業というイメージで売り出そうとしてきたWeWorkは、その甲斐も虚しく、今や巨額な負債を抱えた企業としてのイメージがしっかりと定着しつつあります。新規株式公開(IPO)の試算が当初一時は470億ドル(約5兆円)というばかげた数字になったこともありました。しかし、その目論見もがつんと外れて過大評価の噂が流れ、急転直下の展開となっています。CEOアダム・ニューマンの奇行や、倫理を無視した傍若無人な経営方針の数々。ソフトバンクグループは関連会社と系列のビジョンファンドとともにメイン投資企業となっており、なんと企業価値が転落に転落を続けて470億ドルから82%減となる80億ドル(約8700億円)となりそうな見込み。ソフトバンクはWeWorkによって46億ドル(約5000億円)の損失を被る計算となるのです。WeWorkならぬWeFuckedUp?

Wall Street Journalは、孫社長は「投資判断を誤った」「いろんな意味でまずかった」と語ったと書いています。

孫社長New York Timesにも、「WeWorkという側面を見れば、ミスをしたと言える」と語っています。「言い訳はしない。手痛いレッスンになった」とも。

また、WeWorkに過剰な投資をしてしまったこと、ニューマンに退職金で17億ドル(約1800億円)支払っていることついても、間違いであったと認めているという報道もあります。「今回のことは例外的で、このような間違いは二度と犯すことはないだろう」とも言っているのこと。

Times紙では「ニューマンを買いかぶっていた」と語っています。「ネガティブな面については、特にガバナンスについては目に入っていなかった」 とも。

同じくTimesでは、孫社長企業価値の試算が高すぎたことを素直に認めていることにも言及。ソフトバンクは、ビジョンファンドが収益性を企業評価の主な指標にすることも約束しているとも報道しています。2017年の開始以来、ビジョンファンドのポートフォリオによるリターンは、WeWorkの失敗にもかかわらず13パーセント伸びていることも強調しています(Times紙はソフトバンクが公開している数字は過去3ヶ月間に64億ドル(約7000億円)の損失を受けているとしています)。

しかし孫社長、「後悔に打ちひしがれたままでいる必要はない」と「ビジョンはそのまま」いくことも表明。

孫さん、幸運を祈りますよ。中国の巨大eコマース、アリババではソフトバンクの投資は巨額な富を生み出している一方、UberSlack投資を回収できていないともされています。Uberの株価は下がりに下がって今や最低記録となる25.58ドル(約2,700円)を叩き出しています。その後少し回復して27ドル(約2,900円)に浮上した隙にインベスターたちはこぞって投げ売りしていますが。これはIPO価格である1株45ドル(約4,800円)のわずか40パーセント。Wedbush Securitiesのアナリストダン・アイヴス氏はCNBCに、ソフトバンク土砂降りならぬ「大災害」の状態にあり、これからさらに嵐の後の被害は広がると見込んでいる、と話しています。

孫社長は嵐ではなく「さざ波」だって言っていますが...。これからどうなるのやら。