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日本では11月22日いい夫婦の日だ。この日にちなんでアメリカでの夫婦生活に関する研究を見ていこう。尚この研究は結婚していないカップルも含まれている。

 きちんとしたパートナーがいながらも、互いに他人と性的な関係を結んでもOKと同意しあっているカップルは少なからず存在する。

 互いに尊重しつつ、束縛し合うことのないこのような関係を理想とする人もいるだろうが、いわゆる愛する相手は一人だけ、一夫一妻的生活において、そんなオープンな関係は果たしてうまくいくのだろうか?

 『Journal of Sex Research』(10月4日付)に掲載されたアメリカ・ロチェスター大学の調査によると、それはお互いの状況を把握し、きちんとコミュニケーションできていれば、オープンな関係でもうまくいくという。

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5タイプの夫婦関係を調査

 一夫一婦制が当たり前の文化において、そうでない関係を作る場合には、コミュニケーションが鍵となる。と研究グループのロナルド・ロゲ氏は話す。

 今回の研究は、1658人によって回答されたネットアンケートを分析し、その結果を「相互の同意」「コミュニケーション」「快適さ」の3つで構成されるトリプルCモデルの要素に照らし合わせて回答者の関係を評価したもの。

 回答者の7割近くは20代と30代で、78パーセントが白人。また、ほぼ7割が女性で、ほとんどが長期的(平均4年半)な関係を維持していた。

 なお、一夫一婦ではない夫婦関係の成功について調べた研究は過去にもあったが、今回は夫婦関係を次の5つのタイプに分類してさらに詳細に分析している。

・通常の一夫一妻グループ

・初期および後期の一夫一婦グループ

・同意のある非一夫一婦(CNM)グループ――一夫一婦の形態にはあまり関心がなく、主要な配偶者以外との性的関係について、高レベルの相互の同意、快適さ、コミュニケーションがある。

・半オープングループ――一夫一婦について矛盾した態度があり、相互の同意、快適さ、コミュニケーションレベルは低い傾向にある。

一方的グループ――配偶者の一方は非一夫一婦を望むが、他方は一夫一婦を望んでおり、相互の同意や快適さレベルは低い。また夫婦外の性的関係についてコミュニケーションはほぼない。


夫婦円満なのは一夫一婦と非一夫一婦グループ


 調査で判明したのは、一夫一婦グループと非一夫一婦グループでは関係がうまく機能していた一方、半オープングループ一方的グループではあまり関係がうまくいっていないことだった。

 初期/後期一夫一婦グループは、比較的健全な関係を報告しており、孤独感や心理的ストレスがもっとも低かった。

 だが非一夫一婦グループでも、一夫一婦グループに匹敵するくらい孤独感や心理的ストレスが低く、ニーズ・関係性・性生活について高いレベルの満足感を示していた。

 さらに両一夫一婦グループは、性的関係を外に求めることも少なく、不特定多数との性行為は戒めていることもうかがえた。

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Image by Jovanmandic/iStock

LGBTに多い非一夫一婦


 非一夫一婦制の3グループは、新しい性的パートナーを積極的に求めることが多く、また性病に感染する頻度も多かった。

 それでもこれら3グループはまったく同じではない。非一夫一婦制グループはかなり長期的な関係を維持しており、5グループの中では配偶者と一緒に暮らしている割合が一番多かった(二番目は一夫一婦グループ)。

 またこのグループは、ヘテロフレキシブル(異性愛だが、場合によっては同性愛にも応じる)とバイセクシャルの割合がもっとも高く、LGBTコミュニティはこの形態をより快適に感じるかもしれないことが窺えた。

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Image by Tu Anh from Pixabay

若い人たちに多い半オープン/一方的グループ


 それとは対照的に半オープングループ一方的グループは若い人たちに多く、自分たちの関係にそれほど関心がなく、愛情も低い傾向にあった。

 これらのグループの中で性生活に満足していると回答した人はほとんどおらず、また新しいパートナーと避妊しないで性行為におよぶ割合がもっとも高かった。

 またこの2グループは愛情、心理的ストレス、孤独のレベルがもっとも高いことも示された。

 全体として、最悪だったのが一方的グループで、自分たちの関係について不満を感じている割合がグループ全体最高の6割にのぼり、一夫一婦グループとCNMグループより3倍も高いという結果だった。

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image by:University of Rochester illustration / Michael Osadciw

お互いの同意、快適さ、コミュニケーションが大切


 今回明らかになったように、一口にオープンな関係と言っても、それにはいくつか種類があり、それぞれ一様ではない。しかし、ひとつはっきり言えることがある。

 それは「お互いの同意、快適さ、コミュニケーションがないまま主要な配偶者以外の相手と性的関係を結ぶと、それはすぐに裏切りや不貞とみなされる」ということだ。

 そうなれば夫婦関係には簡単にヒビが入り、危機を迎えることだろう。

References:Do open relationships work? : NewsCenter/ written by hiroching / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52284324.html
 

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