ネイマールを「好み」の選手に挙げつつ、ムバッペを「スターになれると太鼓判」

 元祖フランス代表の“将軍”で、現役時代にユベントスなどで活躍したミシェル・プラティニ氏が、パリ・サンジェルマンPSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペについて「今後10年にわたって世界のサッカーを引っ張っていける」との見解を語った。イタリア紙「トゥット・スポルト」が報じている。

 プラティニ氏はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシバルセロナ)とポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドユベントス)の後にサッカー界を引っ張る存在が誰なのかというテーマに回答。「私はネイマールがすごく好みだが」と、PSGのブラジル代表FWの名前を挙げたうえで、本命をムバッペだと語った。

ネイマールPSGで一緒にプレーしている若者も悪くない。そう、ムバッペのことだ。彼は今後10年にわたって世界のサッカーを引っ張っていけるスターになれる。彼を古巣ユベントスに勧めたいかって? 誰に対しても喜んで勧めるよ。今のユベントスが彼を獲得するだけの資金を持っているかは分からないけど、将来になればなるほど彼の価値は高まっていくから、獲得するのは難しくなるだろうね」

 プラティニ氏はすでに2億ユーロ(約240億円)級の移籍金が必要だとも言われるムバッペの獲得が、将来的にはさらに難しくなると予想した。

 また、現在ユベントスで自身が着けていた「10番」を背負うアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラについては「私よりもロベルト・バッジョやアレッサンドロ・デルピエロに近いタイプだね。どちらかと言えばジネディーヌ・ジダン(現レアル・マドリード監督)のほうが、より中盤で私に近かった」と、2人の元イタリア代表の名前を出して言及し、フランスの“将軍”の後継者の名前も出した。

 そのうえでディバラを「バッジョのようにすべてをスピードアップできる選手だ」とも高評価している。ムバッペやディバラは次世代を担える才能と言えるが、彼らは今後どのようなキャリアを歩んでいくのだろうか。(Football ZONE web編集部)

PSGのFWムバッペ【写真:Getty Images】